落語

2009年8月 3日 (月)

御乱心

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御乱心―落語協会分裂と、円生とその弟子たち (単行本)
三遊亭 円丈 (著)

シュールな三遊亭 円丈の落語に誘われて落語にハマってしまったワタシ。
最近では落語そのものにも興味を覚え、関係する資料などを読んでいる。

で、この「御乱心」は昭和53年に起こった落語協会分裂騒動に翻弄される“円生とその弟子たち”を当事者であった
三遊亭 円丈自ら筆を取り一気に書き上げた顚末記である。

登場人物の名前は全て実名で、架空の人物は一切出てこず、著者によれば95%は事実で残りの4%は細かい言い回しや構成順序の僅かな違い、そして1%はギャグとの事である。

しかし、当時の人間模様のドロドロさは鬼気迫るものがある。
特に円楽に対しては、私怨が籠っているだけに迫真の描写で赤裸々に綴られている。

ワタクシ、「笑点」という番組が好きにはなれなかったが、今思えば“円楽”が好きになれなかっただけかもしれないなぁ・・・とこの「御乱心」を読みながら感じた次第。

で、先日、「川柳川柳・三遊亭圓丈二人会」をにぎわい座で楽しんできたのだが、川柳川柳(当時はさん生)も当事者である。
そして、三遊亭圓生の残り少ない?弟子で現役落語家でもある二人である。

まぁ、これからもお二人で新作落語で我々を楽しませてください。

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2009年7月 4日 (土)

川柳川柳・三遊亭圓丈二人会

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川柳川柳・三遊亭圓丈二人会

三遊亭圓生の残り少ない?弟子で現役落語家は4人しかおらず、その中で今でも異色の2人が最後の?二人会を御馴染みの「にぎわい座」で行なうというので一路野毛に向かう。

異色の2人とは「川柳川柳」(かわやなぎ せんりゅう)と「三遊亭圓丈(円丈)」である。
共に新作落語を得意としている。
そしてこの2人を語る上で「落語協会分裂騒動」は避けて通れない話題なのだが、それは後日ゆっくりと話すとして、お二人とももうお年である。
従って、モノの覚えが悪い、というゆうよりは覚えられない、記憶力が低下しているのである。
これは御両人とも認めている。
で、川柳はアンチョコやら原稿?を持参して高座に上がるのだが、円丈は「これは落語ではなくて朗読だ!」と言っておりましたが、ご自身もアンチョコ片手に落語をされているを何回も目にしている。
極めつけは無限落語で行なった“落語界初のプロンプターシステム!”である。
これは後ろに黒子を従え歌舞伎と同様に後ろで噺を伝えるのだが・・・
これはこれでこの“反則性”面白かった。

演目は2人とも古典一席・新作一席を披露するというもの。
まぁ、古典は古典の良さがあるのだが、やはりこの2人の新作モノは面白い。

ゆるりと笑い夕暮れの野毛を後にするのである。

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2009年4月13日 (月)

第20回・無限落語

土曜日は「ひゅうが」の一般公開の後は日本橋を目指す。
日本橋といえばお江戸日本橋亭の「無限落語」である。
今日も今日とて無限落語でこの世は天国?
てなワケでお江戸日本橋亭でまったりとした時を過ごす。

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で、この日は新作決戦!落語協会vs落語芸術協会というたいそうなタイトルのわりに客席に地雷が多かった?
この日の演題は以下のとおり、

春風亭昇吉「もみじ水産」
桂花丸「あるじいさんに花束を」
柳家小ゑん「昼の訪問者」
昔昔亭桃太郎「金満家族」
古今亭今輔「さばいばるんるん」
三遊亭円丈「もえもえ人」

それにしても昔昔亭桃太郎の食べる仕草は絶妙に面白い。
ただ食べている(仕草)だけなのにワタクシの後ろのお客は大爆笑!

円丈師匠は横浜はにぎわい座での独演会の後なので少々お疲れ気味の様子。
まぁ、そんなワケでもほど良くいとおかし。
そして日本橋の夜は更けていくのであった。

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2009年4月 6日 (月)

第20回記念・横須賀福祉寄席

昨日は混雑する「日米親善よこすかスプリングフェスタ」を昼前に抜け出て向かった先は平坂上にある県立青少年会館である。
実はこの日はここで横須賀福祉寄席が行なわれたのである。
で、第20回記念ということで特別ゲストにアノ!円丈師匠が来たのである。

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イヤイヤ、ご近所で円丈師匠の落語が聞けるとは・・・
マメに情報をチェックしていてヨカッタ。
横須賀福祉寄席ということで客席には年配の方々が多かった。
で、ネタは「一ツ家公園早朝ラブストーリー」である。
これは早朝の公園につどる、ジジサマ、ババサマのラブストーリーを題材にした落語で、
実に客層にマッチ?したネタで面白かった。

のどかな日曜の昼下がり、笑ってまったりとしたひと時を過ごしたのである。
今後は定期的に寄席が開催されれば良いのだが・・・
次の横須賀福祉寄席は秋の予定である。

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2009年2月28日 (土)

無限落語

今日は日本橋は日本橋亭で「無限落語」を楽しむ。

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円丈のシュールな創作落語を知って約4年、遅咲きの落語ファンなれど機会があれば時間場所問わず行っている。
で、この「無限落語」もその存在は知っていたが、なかなか時間の都合が悪く行く機会がなかったがやっと聴く事ができた。

もともと円丈は渋谷ジャンジャンの「実験落語」、池袋文芸座の「応用落語」、新宿プークの「落語21」そして、「落語ちゃん」と新作の会を立ち上げて来た。そこで06年から円丈ギャグ・アカデミーの協力を得て小ゑんと共にお江戸日本橋亭に「無限落語」を立ち上げた。新作ネタ下しの会なのである。

古典とは違い枠に囚われない「新作落語」の面白さを十分に堪能した。
それにしても円丈師匠の落語始まって以来の黒子を使った落語はその「反則性」が逆に面白い。
DVDにしたら絶対売れる?かもしれない。
この黒子とは歌舞伎と同様に後ろで噺を伝えるのが役割である。
今まではネタを手元で見ながらやっていたが、これでボケ老人になっても落語が出来ると自慢していたが、イヤイヤ堂々とここまでやれ、かつまたミスをアドリブでかわしていく名人芸?が面白い。

久々に涙を流して笑い転げてしまった「無限落語」である。

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2009年1月 3日 (土)

新春特選演芸会

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今日も横浜に行く。
場所は野毛にある「にぎわい座」。

今日は「新春特選演芸会」の午後の部に三遊亭圓丈がトリで出るからである。

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古典から新作、そして漫才、
紙切り、どどいつなどなど、日本の“粋”を楽しんだ。
イヤ~、日本人に生まれて本当に良かった、と感じた今日この頃である。

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2008年7月 5日 (土)

三遊亭圓丈独演会~圓生 今 ふたたび~

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三遊亭圓丈独演会~圓生 今 ふたたび~

久々に野毛にあるにぎわい座で行なわれる円丈の独演会に出かかる。
本日の演目は師匠である円生モノ2席+αである。

円生モノ2席とは「豊竹屋」と「三年目」である。

まぁ、どちらも円丈独特のギャグにアレンジしてある訳で、実にパワフルに熱演していた。
特に「豊竹屋」は音曲噺でもあり、義太夫節と口三味線の掛け合いはノドを震わせての大熱演でテンポの良いノリで楽しめた。

「三年目」はシュールな円丈ワールドに大変身し、これも面白かった。
特に隣の若い女の子はケラケラと笑いっぱなしで大ウケ!

今度は日本橋亭まで無限落語を聴きに行きませう。

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2008年2月11日 (月)

横浜にぎわい座有名会

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にぎわい座(横浜 野毛)の公演情報を見ていたら、今日公演される「横浜にぎわい座有名会」に円丈がでるという。これは行かねばならぬ、と他の予定(たいした予定ではない)をキャンセルして野毛に向かう。

前座、二ツ目、そして真打クラスは古典落語を演目する場合が多い。
本日も「たらちね」や「河豚鍋」など御馴染みの演目が演じられた。しかし、古典は古典ならではの面白さがあり、絶妙な間の取り方やしぐさや立ち振る舞いなどがやはり面白い。

そして、トリの円丈師匠の演目は「ぐつぐつ」
これは小ゑん師匠の代表作の一つで、以前ネタ交換という企画がありその産物である。
おでんの具たちと、そしておでん屋のオヤジと客とが繰り広げる小ゑんオリジナルを新作落語の元祖円丈師の手にかかって、円丈版シュールな「ぐつぐつ」に変貌してこれでもかとたたみ掛けてくる。
円丈師匠は63歳なのだが、これに関係なく照れずに演技をしなければならない、という試練を持っている落語でもある。
イヤ~面白かったです。

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2008年1月12日 (土)

「にぎわい座 有名会」

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久しぶりに横浜は野毛にある「にぎわい座」に行く。
お目当てはトリを勤める三遊亭円丈である。
彼のシュールでナンセンス、そして独創的な新作に触れ、ファンになってしまって約2年。
「にぎわい座」に出演する時には出来るだけ聴きに行くようにしている。
で、本日の演目は「マタギの里」であるが、これが合唱サゲ付きなのである。
サゲとは落語用語で「オチ」のこと。
まぁ、合唱といってもネタ前にお客さんとリハをしてから本番サゲへなだれ込む、ワケわけなのだが取りあえず決まり?前列のオバサマ達には大ウケであった。

円丈師匠の前のニューマリオネット(伊原寛・千寿子)もこれぞ名人芸なるものを見せてくれた。
特に「獅子舞」は見事!あやつり人形という概念を超越した技にただただ驚嘆!
イア~、良いものを見せてもらいました。

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2007年11月25日 (日)

「僕ら、スゴいんです!志ん輔・志らく・歌武蔵」

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ほんわかと秋日和の午後に落語を楽しみ、まったりとするってのもオツなもの、ってな訳でベイサイド・ポケットまでチョックラ出かける。

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今日の演目は全て大当たり!で涙を流して笑いまくってしまった。
「立川志らく」の落語はまるで瞬間ガス湯沸かし器の如くいきなり沸騰してハイテンション状態になり、息もつかせぬマシンガントークが源平合戦をベースに野球ネタから映画ネタまで駆使して縦横無尽に飛び出す。
それにしてもこの人よほどの映画狂である。シネマ落語というパロディ化した新作があるらしい。また落語を聴く楽しみが増えた。

中入り後は「三遊亭歌武蔵」の相撲ネタ落語。実はこの人は元力士で落語家になったいう珍しい経歴を持っている。この相撲ネタも角界スキャンダルという旬な時事ネタを関係者?ならではの巧みなツッコミで切りまくっていた。

トリは「古今亭志ん輔」、古典の名作「お見立て」である。口跡の良さ・表情の豊かさ・しぐさの繊細さはもう見事!というより他はない。まさしく名人芸である。古典でここまで抱腹絶倒したのは初めてである。
さて、こんどは横浜のにぎわい座に志ん輔の独演会でも聴きに行こうかなと思案する今日この頃である。

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