文化・芸術

2009年5月16日 (土)

森山劇場エンターテェイメントショー「ようこそエモリレストランへ!」

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葉山芸術祭のイベントの一つに森山神社・青空アート市があるが、去年からこれに演芸大会が加わった。
場所は境内の中にある一色会館で、小屋的・演芸場的な空間を満喫できます、というキャッチコピーに引かれ、青空アート市を楽しんだ後に、森山劇場エンターテェイメントショー「ようこそエモリレストランへ!」をご鑑賞。

演芸大会というが、一般大衆演芸とは違いこれが実にアンダーグランド的でアナーキーでレアなエンターテイメントショーなのである。
横浜 野毛大道芸でも感じたことだが、非日常的、非現実的な空間がビミューな緊張感を伴い実に面白い。

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ビールを飲みつつ刺激的なエンターテイメントショーを楽しむ。
それにしても“チェリーちゃん”の揺れ動くナイスバディには目がくらんでしまった。

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2009年2月14日 (土)

東京国立博物館「妙心寺」展

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ワタクシ、以前より「禅」とは何ぞやという疑問を持っており、折りしも日本最大の禅寺である妙心寺の特別展が国立博物館で開催されており、良い機会なので上野まで出かける。

このイベントは開山無相大師650年遠諱(おんき)記念だという。
無相大師(むそうだいし)とは関山慧玄(かんざんえげん)のことで明治天皇により諡(し)された諡号(しごう)である。
妙心寺は、建武4年(1337年)、花園法皇が自らの離宮を改めて禅寺となし、この関山慧玄(諡号を無相大師)を開山(初代住持)に迎えたことに始まる。
ちなみに遠諱(おんき)とは開山の祖などの遺徳をたたえるため、五十年ごとに行う大法要のこと。

「妙心寺」の歴史や関連する展示物はワタクシの知らなかった「禅寺」を教えてくれる。
展示物では狩野元信の「瀟湘八景図」に興味があったがこれは前期展示のため見れなかった。
ちなみに、金沢八景はこの「瀟湘八景図」から命名されている。
で、この八景から南が「湘南」である、とワタクシは思っている。(あまり関係はないが・・・)

今、映画「禅ZEN」も丁度公開されているが、これは曹洞宗を開いた道元を描いている。
妙心寺は臨済宗である。
鎌倉にある建長寺、円覚寺も臨済宗でそれぞれ建長寺派、円覚寺派とされている。

展示物の圧巻は狩野山雪「老梅図襖 旧天祥院障壁画」である。
こりゃ~凄い!こういうデフォルメされた一見アブノーマルな「和」の美というのは迫力がある。
繊細かつ大胆な空間構成は観ていて飽きない。
この「老梅図襖」は何故かメトロポリタン美術館蔵なのである。
どうやら幕末の混乱期に妙心寺から流失し、現在はメトロポリタン美術館にあるという。
浮世絵もそうだが貴重な日本芸術が海外に流失していまったという事実はカナシイ。

時間をかけて「妙心寺展」を観て廻ったが、未だにワタクシは「禅」とは何ぞやという疑問が解けていない。
そして、解けないのが「禅」なのかもしれないと妙に納得してしまった今日この頃である。

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2008年12月 7日 (日)

長谷寺の紅葉ライトアップ、そして「銀燦堂」

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本日(12月7日)までの期間限定で名刹・長谷寺で紅葉のライトアップが行なわれていた。
また、「経蔵」をアルミ箔ですっぽりくるみ、銀色に輝くお堂「銀燦堂」を作り出し幻想的な空間を創造していた。
これは現代美術における表現手法の一つでインスタレーションというらしい。

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放生池に映る逆さ紅葉

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これが銀色に輝く「経蔵」(銀燦堂)である。

それにしても凄い人出で、紫陽花シーズンの長谷寺並みの混雑である。

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2008年11月 4日 (火)

フェルメールの暗号

昨日は「文化の日」ということでTBSではワタクシ好みの番組を放映していた。
これが『「文化の日」・第一生命スペシャル 世界芸術ミステリー『フェルメールの暗号』 ~光の天才画家の作品と生涯の謎を解く~』というたいそう長いタイトルで鍵括弧の中に鍵括弧が入るという並々ならぬ力の入れようで、こちとらも姿勢を正して鑑賞せねばならぬ、という気持になる。

そうそう、東京都美術館で催されている「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」はTBSが主催である。

で、肝心の番組内容というとフェルメールに興味がある人なら既知の事実で飾り立ててチョット肩透かしを食らう。
でも、フェルメールの名前は知っているがその謎を知らない人達には面白かったかもしれない。

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ヒットラーと「絵画芸術」
この関係も改めて見ると感慨深いものがある。
ヒットラーも大人しく?ウィーンで画家になっていれば世界の歴史も変わっていたことだろう。
で、この「絵画芸術」は「フェルメール展」の目玉だったが、長時間の移動、温度・湿度の変化が、作品に悪影響を及ぼすというオーストリア連邦教育科学文化省による最終的判断で出品中止になってしまった。
これがチョット寂しい。

また、「ハン・ファン・メーヘレン」の贋作事件も有名である。
メーヘレンが描く宗教画や風俗画は当時全く評価されなかった。そこでメーヘレンは、フェルメールの贋作を描き続け名画だと認めさせることで、世の中に復讐していたのである。

やはりフェルメールの謎、神秘性、そして驚きは“絵画”そのものにあるのだが、番組ではだいぶ端折っていた。
興味がある方は小林頼子女史の著書を読みましょう。“絵画芸術”の奥深さに思わず引き込まれます。

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2008年9月22日 (月)

「世界 美の旅・フェルメール -静寂のフェルメール- 」

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深いフェルメール・ワールドを体験し、その余韻が冷めやらぬので、
以前購入していたDVD「フェルメール -静寂のフェルメール- 」を観る。
しかし、知れば知るほどフェルメールの謎に心惑わされ、そしてその絵画に魅了される。

フェルメールの故郷であるデルフトには彼の作品が残っていない。
で、あるレストランオーナーがフェルメールのフェイクを850万かけて購入し
「フェルメールの小路」というレストランで展示しているのである。

是非、オランダに行ってこのレストランでフェルメールの絵を観ながら食事をしたい、
と思った今日この頃である。

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2008年9月14日 (日)

「金沢文庫芸術祭」&「横浜ビーチフェスタ」

今日は天気予報では雨であったが、その予報をひっくり返し晴天とまではいかないが晴れ間が見える良い天気。
浦賀では叶神社の例大祭があり、金沢文庫では海の公園で「金沢文庫芸術祭」が開催されていた。

残暑が残りわずかな夏を告げているようで、その海の気配を感じに海の公園へ行く。
この「金沢文庫芸術祭」は今年で10回目。
以前は確か「称名寺芸術祭」という名称で開催されていた。

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海の公園の草地で開催された「金沢文庫芸術祭」は、その手作り感が何とも心地よく木陰でビール飲みながらまったりしていると気持が安らいでくる。秋の気配の風が肌に気持ちよい。

小さい頃からこういうイベントの雰囲気に慣れ親しむことが出来る子供達は幸せだなぁ・・と感じる。

横浜市は今年で浜開港150周年・金沢区制60周年ということで海岸では「横浜ビーチフェスタ」もタイアップして盛り上がっていた。

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攻守が一瞬で切り替わるビーチサッカーは見ていて飽きない。

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夏の終わりと秋の始まりを同時に感じることが出来る「金沢文庫芸術祭」はアートの余韻をも感じさせてくれる心安らぐ芸術祭である。

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2007年8月15日 (水)

観音崎-夏色風景と“海に生きた素朴画家”

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最近京急の電車の中でこのようなポスターを見かける。

観音崎にある横須賀市美術館で「アルフレッド・ウォリス展」があるのは知っていた。
しかし、ワタクシはアルフレッド・ウォリスを知らない。
しかもナントも不思議な画風である。
アルフレッド・ウォリス-海に生きた素朴画家-というコピーであるが、
失礼ながら一見すると「ウマヘタ絵」である。
そして、この不思議な画風に誘われて観音崎に出かける。

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チョット足を伸ばして多々良浜まで行く。
多々良浜の夏色風景。
この日も気温は35度以上あったと思うが日陰に入ると潮風が心地よい。

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そして観音崎灯台と東京湾、房総半島が見える。

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夏の風物詩?観音崎テント村
ここでは皆バーベキューで盛り上がるのが定番。

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横須賀市美術館
「アルフレッド・ウォリス」展-海に生きた素朴画家

アルフレッド・ウォリス(1855~1942年)はイギリス、コーンウォールの港町、
セント・アイヴスで船乗り、後には船具商を営み、70歳から独学で絵を描きはじめた
そうな・・・
帆船や、汽船、灯台、セント・アイヴスの港や街の情景などを、ボール紙の切れ端や
板に船舶用のペンキや油彩で描いている。

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ウォリスの絵は子供の絵のような初々しいエネルギーに満ちている。
絵画の技法や物理的制約を乗り越えて表現しようとする純粋なエネルギーである。
それにしても彼の絵に対する視点はピカソなどに相通じるものを感じる。
一つの絵で色々な視点から見た対象物を、彼が意図している構図内に全て配置して
描いている。
船がタテヨコナナメに描かれ、灯台が真横に倒れている。
やはり、なんだかピカソ的だなぁ・・・

それにしても70才でイキナリ絵を描き始めた彼は神の啓示があったのだろうか?
「天才≒狂人」を感じさす純粋なエネルギーはタダモノではない。

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美術館屋上から東京湾を望む。

横須賀市美術館のコンセプトには“海”があるが夏に相応しい企画展であった。

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2007年8月 5日 (日)

「ヨコハマ EIZONE 2007」

昨年に続き今年で2回目の「ヨコハマ EIZONE 2007」にお出かけ。

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昨年は偶然このイベントに遭遇しその面白さのドツボにハマった次第。

CG、Flash、アニメ、携帯ムービーなど最先端のデジタル映像・デジタルアートが身近に感じ、
そして体験できる。

気が狂いそうな猛暑から逃れてエアコンが効いた小さな空間で非日常へショート・トリップ。
普段では感じることが出来ない異次元の刺激を脳に与えるのは何だか心地よいものである。
たまにはこのような非日常空間に身を置くのも悪くはない。

昨年もそうなのだが、このイベント、面白いのに見学者が少ない。
まぁ、ゆったりと観れていいのだが、もう少し人気があってもよさそうなのだが・・
日本人はコノ手の映像芸術?には興味がないのかな?

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「広重が画いた日本の風景」

特別展 歌川広重没後150年記念
広重が画いた日本の風景

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そして、馬車道にある県立歴史博物館では
アノ広重の東海道五十三次の全作品が展示しているというので足を伸ばす。

広重の東海道五十三次は永谷園のお茶漬けの袋の中に入っており、
何度か全セットを手に入れようとしたがことごとく途中で挫折した苦い思い出がある。

まぁ、そんな恨みつらみはキレイに忘れて五十三次の本物をじっくりと拝見する。
やっぱり、大胆な構図と色使いがスバラシイ!
で、よーく見ると人物の顔の表情も面白い。

また、初刷と後刷ではデザインが異なる(背景の山が消えたり、馬の尾の色が違う)経緯や、
広重や版元の名前をさり気なく店の暖簾に入れるなどの遊び心、
そして、商品名(化粧水)を店の暖簾に入れるなどの宣伝も行っていたという。

その他に近江八景、金沢八景なども展示してあった。
それにしても金沢八景は当時の面影がすっかり消えうせているなぁ、と改めて感じた。

お茶漬けのオマケでは絶対分からない本物の東海道五十三次は迫力があり、
一見の価値があると感じた今日この頃である。

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2007年5月19日 (土)

浦賀の鏝絵巡り

建築を多少でも志した者ならその名を聞いたことがある「伊豆の長八」。
漆喰鏝絵の名工である。伊豆には長八美術館が建てられており、代表作品約七十点が展示されている。
しかし、横須賀の浦賀にも「伊豆の長八」にも勝るとも劣らない漆喰鏝絵職人の
作品があるのを知ったのは最近のことである。

その左官職人とは石川善吉とその息子・梅尾である。
江戸末期から明治にかけて浦賀は回船問屋が多く、土蔵造りが盛んで漆喰壁を塗る左官職人も多かった。
名人、伊豆の長八、三浦の善吉とまでいわれ、全国に知られていたという。
これはまったく知らなかった。恥ずかしいことである。そして猛烈に観たくなった。
で、浦賀の鏝絵巡りと相成った次第である。

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西叶神社の見事な彫刻
安房の彫刻師「後藤利兵衛」の作品

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西叶神社:拝殿軒裏の格子(こうし)天井
当時日本には渡来していない花や鳥も彫られているという

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西叶神社:棟を担ぐ力士像

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西叶神社:社務所玄関上部の鏝絵
石川善吉の作、右側一面には松の木に登って水瓶の中を覗き見る童子、
左一面には水瓶を割る童子、割れた水瓶から流れる水の中から童子が覗かせ、
助けられた一瞬の出来事を表現している。

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東福寺
岩田辰之助 本堂上部の外壁に「鶴・竜・虎・飛天」など8点の鏝絵装飾。

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そして浦賀は蔵の街でもある。

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川間町内会館
石川梅尾
1階軒下に「松竹梅と鶴亀」2階軒下の「鳳凰」
この「鳳凰」の漆喰鏝絵装飾は見事としか言いようがない。
これは芸術である。

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大六天榊神社
石川善吉 正面両側の戸袋に描かれた「昇り竜・降り竜」

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「浦賀の渡し」で東浦賀に渡る。
大人150円也。

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法幢寺
岩田辰之助・徳太郎兄弟 本堂正面の外壁に描かれた「魔除けの神獣・唐獅子」

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八雲神社
石川善吉 「向拝の竜」
彫刻と見間違うほどの迫力。これが鏝絵装飾の真髄である。

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浦賀には小粒ながら古建築の宝庫であると実感。
幕末から明治・大正・昭和の激動の時代と共に生きてきた街である。
いたる所に古式ゆかしき面影が漂う建築が点在している。

それにしても西叶神社の彫刻と川間町内会館の「鳳凰」の鏝絵には圧倒された。
地元、横須賀にこんな素晴しい建築が人知れず(ワシが知らなかっただけだが)残っていたとは驚いた。
漆喰(しっくい)芸術の真髄を堪能できた素晴しき一日なり。

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