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2015年11月14日 (土)

「フランク・ゲーリー展

ザハ・ハディド女史デザインの新国立競技場が(工期と)予算オーバーで頓挫してゼロからスタートしようとしている。
以前ワタクシもこのデザインについて提言?していたのだがやはりアノ設計には問題があったようだ。

で、もう一人の鬼才?で、「グニャグニャ建築」で有名なフランク・ゲーリーさんの展覧会が六本木は“21_21 DESIGN SIGHT”で催されており、
アノ!グニャグニャ建築はどのような発想でデザインされているのか?興味があり先日の土曜日に行ってきた。

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「フランク・ゲーリー展」
http://www.2121designsight.jp/program/frank_gehry/gehry.html

結論から言うと・・・・
「ゲーリーさん!貴方はスゴイ!天才だ!」
デザインとテクノロジーとの融合という言葉は貴方の為にあるようなものだ。
昨今はBIMだ。BIMだと騒がれているが本当の意味で実践・応用しているのは貴方だけだ。

以前のワタクシの拙い知識では「CATIA」を建築に適用しつつ、複雑な形態をデザインしている。ということだけであった。
で、この「CATIA」とはモデリングと構造解析を行う航空力学・機械設計向けソフトのことである。
彼はこのソフト、あるいはプロジェクトに必要な新しいソフトを開発し、模型から3Dデータをスキャンインプット。
コンピュータ上でコストを計りながらデザインを最適化し、部材の設計、ID化、製造図(製作図)、施工手順、工程管理までを一気に行うシステムを稼働させ、しかも、世界中の専門家をシステムに参加させて場所と時間の制約をうけないプロジェクトを実現しているのである。

これはスゴイ!
尚且つ彼は「私は工期内かつ予算内--そう予算内で竣工させます。こうしたことを、かなりまじめに考えているのです」と言っている。
どこかの建築家や発注団体に聞かせてあげたい有り難い“お言葉”である。
しかもこの“お言葉”を有言実行しており、ニューヨークのビークマンタワーの設計では、
通常のニューヨークの建設プロジェクトでは予算の3割が発注ミス、段取りのミス、交通渋滞による物資の遅延でなくなるのだが、
このロスを独自のテクノロジーで解決し、工期を圧縮し、無駄なコストをなくし、見積もりと実際の建設費の誤差は1パーセントに抑えているのである。

実に「目からウロコ」であり、感性を刺激された展覧会であった。
若いデザイナーやエンジニアの方々に是非観て貰いたいと切に想うのである。

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2015年8月18日 (火)

Aliceとエリック・サティ

と、いう訳で話は続いているのだが、
20数年来、事ある度にワタクシの脳裏で鳴り響いている曲がある。
その曲がエリック・サティの「ジムノペディ」である。
実はこの曲、あるゲームソフトのBGMとして使われていたのである。
使われていたと断言してしまったが、記憶が定かではない。
オリジナルのCD-ROMは手元にあるのだが残念ながら再生するハードがない。
これはMac専用ソフトで当時はLC-520で観ていたなぁ・・・・
で、そのソフトとは「Alice」である。
これは日本初の本格的マルチメディアソフトウェアで発売は1991年だと記憶している。

Alice_2

「Alice」とはまさにルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の世界を基にしており、基本モチーフを画家の金子國義が、音楽とコンセプトを音楽家の加藤和彦が提供し、全体の構成を庄野晴彦が行っているのである。
で、発案者である加藤和彦がこのソフトのために作曲しており、その中に「ジムノペディ」、あるいはそれに良く似た曲がBGMとして使われていたのである。
まぁ、ワタクシの記憶では間違いなく「ジムノペディ」なのだが残念ながら証明する術が今はない。

この「Alice」だが金子國義のシュールな絵画と全編を流れるエリック・サティ風サウンドが見事にマッチし脳裏に残っており、それが何かの拍子にフラッシュバックしてくるのである。

加藤和彦氏は遡る事10年程前の1980年代に「ベル・エキセントリック」や「あの頃,マリーローランサン」といったパリのモダニズムを感じさせるサウンドを創っており、、その進化した世界観が凝縮されたサウンドであり、それ以来ワタクシの心に襞にはエリック・サティが住み着いているのである。

そのエリック・サティさんの展覧会「エリック・サティとその時代展」ではバレエ・リュスの公演「パラード」の再演フィルムを上映していた。
若きジャン・コクトーが脚本、パブロ・ピカソが衣装と舞台装飾、そしてサティが音楽を手がけているのだが、そのシュールさにしばし見とれてしまった。

ロートレックといい、エリック・サティといいアノ時代のパリにはワタクシを魅了する何かが有るのだと確信している今日この頃なのである。

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