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2015年2月25日 (水)

昔(カメラ)の記憶 『カリブ海 ロアタン島』 Part-1

先日の記事で「ロアタン島」のことに触れたが今回はその続きである。

ダコタを想う part-2 『鷲は舞い降りた』
http://take4-san.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/part-2-fe3b.html

なお、ここに掲載されている旅行記?は15年以上前にあるMLに寄稿したもので、
ほぼ原文のままですが、本名などの固有名詞は伏字で表記しております。

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「カリブ海のぶったまげホテル  その1」

以前、私が住んでいたホンジュラスという国に観光資源はないだろう!
と思っている、アナタ!バカにしてはいけません。あります。

1、コパンのマヤ遺跡 しかし、ここはよほどの考古学バカでないと行かないところ。

2、ロアタン島  ここも、アメリカからのチャーター便のダイビング客しか行かない。

要するに観光資源はあってないようなものということになる。
しかし、せっかく地元に住んでいるのに知らないのではご近所の手前示しが
つかないということで重い腰を上げて、ロアタン島に行くことになった。
(コパン旅行記はまたのちほど)

同行者は「セニョール ○×」、この人はプロジェクトの通訳で、ペルー生まれの日系三世。
趣味は“宗教”と“女”という変わった人である。
彼はペルー時代、吉永 小百合の通訳として1週間行動を共にしたことがあり、
また、日本から来る要人の通訳をペルー政府から頼まれてイヤイヤやっていた人である。
(小百合ちゃんの場合、ニコニコしてやったらしい)

で、飛行機に乗る為、テグシガルパの飛行場に行き私の目に飛び込んできたのは、
ナ、ナント!DC-3ではないか!通称ダコタと呼ばれるこの双発機は第二次世界大戦中、
輸送機として大活躍したヤツだ!
ジャックヒギンズの小説で有名ではないか!
(コイツに乗るのか)と思わず飛行機の前でVサインの記念写真を撮ってしまった。

タラップを上って機内に入って途端、「ウッ、、暑い!」
しょうがない、昔の飛行機だ。空調なんかなくて当たり前だ!と
シートに腰掛た途端、「ウッ、、狭い!!」
しょうがない、輸送機を無理矢理旅客機にしているんだから、と無理矢理自分を納得させる。

見回すと客席は30席程度である。
足に何か当たるなと思って下を見たら、後ろの人の足がシートの下から出ているではないか!
何とか体をシートにくくりつけると、
ステュワーデス(おおっ、、いるではないか!ステュワーデスがしかもキレイだ!)が、
何やら前の方で客に指示をしている。
どうやら客の背格好を見て、「オマエはココ」、「オマエは向こうに行け」と
飛行機が飛行中に傾かないように客の体重配分をしているらしい。
私達のところに来て、左右の客を見比べた。

「あなた達は前のあそこの客とチェンジよ」と言った。
(ムッ!俺達はそんなに太ってはいないぞ!)と思ったが、
変なイザコザを起こして、飛行中に上空から突き落とされたのではかなわない。
素直に従って座席を移動する。

プロペラ機のテイクオフというのはフワッとした感じであるが、何しろやかましい。
耳元で「バババババババババババババババババババババババババババババ」と
自動小銃を100丁まとめて連射されている感じだ。
隣りの「セニョール ○×」の話声が聞こえない。

Douglasdc3_p

機内はものすごい湿度で汗がダラダラでる。申し訳程度に小さな扇風機が4つ廻って
いるが、何の役にもたっていない。
「セニョール ○×」が私の脇をこずいて、前を指差している。
何と、操縦席と客席を仕切るドアが壊れていてバタバタしている、

DC-3の操縦席

Mf18_17

ドアが開いたその瞬間・・・私はとんでもないものを見てしまった。
何と形容したらいいのだろうか!?
見てはいけないものを見てしまった?
我が目を疑う?
あってはならないことを見てしまった?
どれもその時の驚きを表現できない。

なんと・・・ビールを飲みながら運転、じゃない操縦しているのだ!!
「飲酒操縦」・・・新しい日本語だ!
しかし、使う機会はほとんどないだろう。
副操縦士と笑いながらビールを飲んでいる。

しかも、この運チャン、じゃない操縦士は途中給油で降りた、
サンペドロ・スーラのカフェでもビールを飲んでいた。
とんでもないヤツだ!
客のほとんどがこの光景をみているが、別段気にしている様子はない。
いくら、アスタ・マニャーナの御国柄とはいえこれにはぶっ飛んだ!

給油を終えたダコタはカリブ海へと入った。
下を見るとコバルト・ブルーの綺麗な海が広がっている。
前方に雨雲が見えた。(スコールの中に突っ込むな)と思った数分後、
ダコタは突っ込んだ。揺れる、のは我慢しよう。

困ったのは雨漏りすることである。室内パネルの継ぎ目からは漏れるわ、
天井からはポタポタ落ちるわで、飛行機に乗るのに洗面器が必要になるとは
夢にも思っていなかったが、そうこうしているうちにスコールを抜けた。
しばらくすると、眼下に目指すロアタン諸島が見えてきた。

以下 Part-2に続く

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