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2015年1月27日 (火)

「ローズ」(原題:The Rose)

さらば青春の光」が公開された1979年にもう一つのロック映画が公開された。

実はワタクシこの映画のことは知ってはいたが今一つ食指が動かされず未鑑賞のままだった。 
数年前、あるラジオ番組でゴッドネエチャンこと和田アキ子サンがあまりにも熱く語っており、
製作エピソードやら裏話を聞いているうちに興味が芽生え?はじめ、
最近、DVDを入手し、この度目出度く鑑賞の運びと相成った次第なのである。
(何やら物々しい出だしだ・・・・・)

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この映画のタイトルは「ローズ」(原題:The Rose)である。
まぁ、一般的にはローズ=薔薇を思い浮かべるが、この場合は定冠詞“The”がついているので人名である。
メアリー・ローズ・フォスターという架空の女性歌手を描いているのだが、
このローズさんのモデルとなったのはアノ!“ジャニス・ジョプリン”である。

何の予備知識もなくこの映画を観た御仁は“ローズ”=“ジャニス・ジョプリン”という図式がまず思い浮かばないだろう。
それくらい既知のジャニスとのイメージが違うのである。
まぁ、共通するキーワードは「麻薬」、「酒」そして「男」なのだが、
既成概念とは恐ろしいものでローズを演じる「ベット・ミドラー」からは「ジャニス・ジョプリン」が想像できないのである。

それもそのはずで、当初は自伝的映画を作るという企画だったのだが、映画表現の自由度を上げるために、
ジャニスの生き様をモデルにした架空のミュージシャン=“ローズ”とし映画を創り上げていったのである。
だから“別のもう一人のジャニスの物語”なのである。
まぁ、そう思うえば気楽に観れるし、改めて「ベット・ミドラー」の存在感、歌唱力、そして演技力の前に、
オジサンはただただ平伏すだけなのである。

で、この映画の主題歌がタイトルと同じ「ローズ」である。

The Rose - Bette Midler

ジャニスからは想像できない、まるで「讃美歌であってロックン・ロールではない」と一時は却下されるが、
ベット・ミドラー自身が気に入り主題歌として採用されたらしい。
ジャニスへのレクイエム(鎮魂歌)なのだろうとワタクシは思っている。

この「ローズ」だがベット・ミドラーのオリジナルは知らなくとも、歌として曲として誰もが一度は耳にしたことがあるはずである。
まぁ、有名なところでは、都はるみがジブリのアニメ映画「おもひでぽろぽろ」の主題歌(愛は花、君はその種子)として歌っており、
また、カバーしている歌手の方々は非常に多い。

そうそう、ベット・ミドラーさんだが、その後映画「フォーエヴァーフレンズ」で主演し、
主題歌「愛は翼にのって」を歌ったのは記憶に新しい。
また、未だに来日していない大物アーティストの一人でもある。

ベット・ミドラーにはベット・ミドラーとしての、
またジャニス・ジョプリンにはジャニス・ジョプリンとしての存在感がある。

ワタクシの脳裏にあるのはウッドストックで絶叫する“ジャニス”であり、
フェスティバル・エクスプレス」でカワイク照れる“ジャニス”なのである。
その4か月後、彼女は27歳で夭折(ようせつ)する。

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