« カメラの記憶 「マイアミビーチ」 | トップページ | メーヴェ-想像力と実現させる技術力 »

2014年9月25日 (木)

彼岸花(曼珠沙華)

Higanbana

日本は秋の彼岸が明けようとしている。

で、このお彼岸の頃に「彼岸花」が咲く。
花言葉は、「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」。
別名は曼珠沙華、(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
これはサンスクリット語で天界に咲く花という意味で
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典からきている。
サンスクリット語ではmanjusakaと書く。

この彼岸花(曼珠沙華)についてワタクシが昔から愛読している「梅干と日本刀」という本に下記のような記述がある。

『墓地や田舎の川岸などに咲く彼岸花は、毒だと教えられている。だが、彼岸花は、本来は渡来植物で、
雄株は日本の酸性土壌に適応せず、雌株だけが残った。彼岸花は球根だから、タンポポのように遠方に殖えることはない。
十年間で一メートルぐらいしか自分の領分を殖やすことはできない。

だから、あの彼岸花は、墓地や川の土手に勝手に生えているのではなく、遠く、祖先の誰かが飢饉の時を考えて植えたものである。
その証拠に、道路や村落、墓地などの人間活動の周辺以外の純自然原野には、日本ではこの植物は見られない。
そうして”毒だから触ってはいけない”と言い伝えて、不慮の災害の日まで、
すくすくと自然増殖できるような配慮をしておいたのである。

食用にするのはその球根である。これには、もちろんアルカロイド毒がある。
だが、水に晒すと、溶解して無毒になる。そして、この球根には多量の澱粉質が含まれている。
ただ、もともとが毒を含んでいる危険な食品なので安易に食べたりはしない方が良い。
彼岸花を食べつくすと、次は人間の肉しかない。秋に彼岸に咲くことのほかに、
最後の最後の食品と言う意味で、”彼岸花”というのだろうか。』

樋口清之著 梅干と日本刀より

昔は土葬だった。で、彼岸花の毒で墓をモグラや野ネズミなどから守るという意味もあり、
墓地や寺の周囲になどに植えられていた訳で
「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」のような別名もある。
そして飢饉の時に最後の最後に食するのがこの「彼岸花」なのである。

彼岸花(曼珠沙華)が妖しいのはワケがあったのだなぁ、、としみじみ想う今日この頃なのである。

追伸:最近ボケてきています。このネタは以前にも記事にしたことがある・・・・
    

|

« カメラの記憶 「マイアミビーチ」 | トップページ | メーヴェ-想像力と実現させる技術力 »

Books」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210831/60371967

この記事へのトラックバック一覧です: 彼岸花(曼珠沙華):

« カメラの記憶 「マイアミビーチ」 | トップページ | メーヴェ-想像力と実現させる技術力 »