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2013年3月27日 (水)

カルロス・サンタナを想う

Magicwaman_2

遅ればせながらの話なのだが、先日(3月12日)、日本武道館にサンタナのコンサートを
拝聴しに行ってきた。
彼のコンサートはこれが2回目で前回(10年以上前?)のコンサートではお忍びで来日
していたクラプトンがスペシャルゲストとして参加して話題になった。

で、彼の代表曲は「ブラック・マジック・ウーマン」なのだが、この曲はサンタナが1970年に
発表した通算2作目のアルバム「天の守護神」に収められている。
本当は「ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン」というフリートウッド・マックの
カヴァーとガボール・ザボのカヴァーのメドレーだったのである、という事実を知ったのは
だいぶ後になってからなのである。

この曲は狂気のギタリストといわれたピーター・グリーンの作で嫌でも
「カルトと麻薬の60年代」を想像してしまう曲でもある。
そしてこの「ブラック・マジック・ウーマン」とはフリートウッド・マックの魔性の歌姫と
言われオカルト・マニアだったスティービー・ニックスのことだったらしい、ということを
知ったのは最近のことである。

また「哀愁のヨーロッパ」も彼の代表曲であることに何人も異論は挟まないだろう。
実はこの曲はプロコル・ハルムを聴いていて触発されて作った曲らしい。
(ということはやはり「青い影』だろう)
なんと原題は 「The Mushroom Lady」(マッシュルーム・レディ)だったという。
そういえばポール・マッカートニーの名曲「イエスタディ」も原題は「スクランブル・エッグ」
だった。
まぁ、最初の思いつきは他愛のないものなのだろう。

この「哀愁のヨーロッパ」だが、英題は"Europa"(Earth's Cry Heaven's Smile)で
サブタイトルは(地球の泣き声天国の微笑)ときたもんだ。(マッシュルーム・レディ)から
だいぶ進歩してきている。
しかし、邦題の「哀愁のヨーロッパ」だが当時はこの"哀愁"が付いた曲が多かったなぁ・・
郷ひろみの「よろしく哀愁」に「哀愁のカサブランカ」、そして田原俊彦の「哀愁でいと」など
など・・・
"哀愁"をこよなく愛する日本人の良き時代だったのかもしれない。

サンタナの「哀愁のヨーロッパ」は"泣きのギター"が心に染み入るのだが、実はワタクシ
別バージョンの「哀愁のヨーロッパ」がこよなく好きなのである。
別バージョンとはアルゼンチン生まれのテナー・サックス・プレイヤー、ガトー・バルビエリの
テイクである

テナー・サックスの涙が出るくらい美しくも悲しい響きが心の襞(ひだ)を震わすのである。
イケマセン、タマリマセン、オジサンノココロハタダウチフルエルダケナノデス・・・
という心境に入り込ませてくれるこのテイクは当時流行っていたTVドラマ「マイアミ・バイス」
の中で使われていたモノで当時はマイアミでリアルタイムで観ていたのだが、
サンセットのシーンでこの曲が効果的に使われており心に残っていたのである。

そして、その後ジュピターで私の関わっていた日本食レストラン「NINJA」がオープンしたの
だが、閉店をしらせるBGMにこの曲を使っていた。というくらい想い入れのある
「哀愁のヨーロッパ」なのである。
(日本で閉店BGMといえば「蛍の光」が一般的か)
何はともあれこの曲を聴くとジュピターの夜な夜なの光景が走馬灯の如く脳裏に浮かび
上がるのである。

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