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2011年12月18日 (日)

インド・クリケット私観

Criket3

インドのエンターテイメントは映画(ボリウッド)、そしてクリケットである(らしい)。
しかし、ワタクシこのクリケットなるスポーツがイマイチ理解できない、というよりは面白さがワカラナイ。
インドに来て、おぼろげにルールは分かってきた。二人一組、交互に3本の棒に球が当たらないようにバットで弾き飛ばす。
ちなみに3本の棒はスタンプでこの上に2つのベイルを乗せる。3柱門と記される場合もある。
そしてアウトも何となく?分かってきた。が、しかし、面白くないのである。
複雑なルールが理由なのかというとそうでもない。

Criket1

Criket2

何というか闘争心を煽り立てるナニかがないのである。
発祥の地 イングランドでは紳士のスポーツとされており、白いポロシャツとスラックスを身にまとい、Vネックのセーターかベストをシャツの上に着ることもある。そのまま街中でも歩け、実にスタイリッシュである。サッカーのユニホームでは恥ずかしくて歩けません!
で、小市民感覚で申すならば、試合中汚れたらイヤだなぁと思ってしまうことである。同じイギリス発祥のスポーツでサッカーがあるがこれは格闘技である。競りながらユニホームを引っ張り、スライディングして相手を倒す。試合後は泥だらけ、ワタクシ的にはこれぞ「ザ・スポーツ!」である。

クリケットの試合は優雅に流れていく。テストマッチといわれる国対抗試合では、4~5日を費やして試合を行うという。最近では時間短縮ということで約 2 時間半で終わる8人制クリケット、約 50 分で終わる6人制クリケットなども出てきたという。
しかし、元来ゆっくりした時間を楽しむというスポーツなので荒々しい闘争心を期待するのが無理なのかもしれない。

今年のクリケットのワールドカップはインドが優勝したが、事実上の優勝戦であるパキスタン戦では宿敵パキスタンに勝ち多くのインド国民が狂喜乱舞した。互いの仮想敵国同士である因縁の対決。インドでは多くの企業がこの日は臨時休業した。仕事どころではないのである。
ローカルスタッフ曰く、「サッカーの日韓戦のようなもの」というが日本と韓国は仮想敵国同士ではなく、歴史的怨念?が韓国プレーヤーの血を滾らせるからで必然的に肉弾戦となりやすい。インドvsパキスタンとはチト事情が違う。
パキスタンがインドに負けた時、パキスタンの多くの家では、テレビが破壊されたと報道された。
インドvsパキスタン戦という闘争心溢れる試合はクリケット・ファンを堪能させたことだろう。(とワタクシは推測する)

で、翻ってクリケット発祥の地とされるイングランドはこのワールドカップで一度も優勝していない。
闘争心が欠如しているからか?と単純なワタクシは思ってしまう。

前回07年のワールドカップまでオーストラリアが3連覇した。この時インドでは、自殺者やショックによる心臓発作で亡くなる人が多数であったとロイターが報道した。

サッカーの日韓戦ではTVが壊され、自殺者やショックによる心臓発作で亡くなる人はいないだろう。
恐るべしクリケットパワーであるのだが、クリケットを楽しむというDNAが欠如?しているせいかワタクシはそのパワーを体感出来ていない。
クリケットは100カ国以上の国で行われ、競技人口はサッカーに次ぐ世界第2位ともいわれるが、これはインド人の多くが競技できるだろうという推定に基づくため、正確な競技人口は不明である。

因みに人気のあるスポーツランキングでもクリケットは2位である。

      1位:サッカー
      2位:クリケット
      3位:バスケットボール
      4位:テニス
      5位:モータースポーツ
      6位:競馬
      7位:野球
      8位:陸上
      9位:ゴルフ
      10位:ボクシング

まぁ、インド成人男性のほとんどがクリケットのファンでプレーヤーである、いっても過言ではないだろう。
で、インドの国技はクリケットと思いきや、クリケットの他にカバディやフィールドホッケーも国技らしい。
らしいというのも正式に法律で制定されていないのでインドに馴染みのあるスポーツとでも言ったところか・・・
しかし、カバディやフィールドホッケーもワタクシは見たことがない!
特にインドが発祥の地とされるカバディはまったくと言っていいほどその存在が聞こえてこない。
このカバディはインド版鬼ごっこで競技中に攻撃者は「カバディ、カバディ、カバディ……」と連呼し続けなければならない、という見ていても闘争心が沸かないスポーツというか民族芸能のような競技なのである。

元来インド人は争いを好まない民族で個人個人は非常にメンタルが弱い。
ヒンズー教の神々や その教えが日々の生活の中に浸透しているのでそれもそのはずである。
しかし、集団となり、「群れ」ると気が大きくなるのか争いごとが多くなる。
集団同士の争いは多い。これは民族間の違い、宗教の違いによって引き起こされる。
そんな微妙なインドの内情の中でいかにインドを一つにまとまるか?
愛国心を植えつけていくのか?
クリケットしかないでしょう!
クリケットという一つのスポーツの下でそれぞれがベクトルを同じくして相手を倒す。
ワタクシは愛国心や求心力はクリケットによって培われているように思えてならない。

で、今日の一句
「クリケット インドをまとめる  求心力」   おそまつ・・・

なお、これらの戯言はワタクシの思い込みと妄想であります。あしからず・・・・・・・

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