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2011年8月10日 (水)

南極料理人

「かもめ食堂」以来「食」をテーマにした映画でワタクシの荒んだ胃腸ではなく心を優しく癒してくれる映画である。

   Nankyokuj

長期間海外に赴任(滞在)していると食に対する願望が日ごとつのってくる。
要するには「美味しいものを食べたい」という欲求がムクムクと頭を持ち上げてくるのである。

海外でも日本と遜色なく日本食が調達でき、日本食レストランがあるところはそれなりにある。
が、それは大都市周辺のことで地方都市や田舎街では日本食を食べることは出来ない。
仮に日本食を食べる機会があったとしても外国人が作るナンチャッテ日本食であり、毎日食べていると次第に受け付けなくなってくる。
従って、美味しい日本食を食べたいという欲求が当然の如く湧き上がってくるのである。
いや、日本食でなくてもいい、とにかく普通に美味しいものを食べたいのである。

ワタクシの場合、海外で仕事をするということは比較的狭い社会で生活するわけで、
また、食べることしか楽しみがないということなど南極での生活と今のワタクシの生活での共通点がある。

そして食べるという実にシンプルな行為の中に人生の奥深さや喜怒哀楽があったりするわけで、
それは誕生日の特別な料理であったり、正月などの行事を祝う料理であったり、家庭の「おふくろの味」であったり、
思い出の店の味であったり、恋人の作った美味しい(不味い)料理であったり、食べ物の好き嫌いであったり、
行きつけの店の定食であったり、日本で普通に食べれるのに海外では食べれないものであったり、
そして「一杯のかけ蕎麦」であったりするのである。

この映画を観ているとそれらの想いがジワジワと心の襞に染み込んでくるのである。
映画では調理したり、食べるシーンが淡々と描写されているのだが、  
食べるということの奥にはそれぞれの想い入れとこだわりがあるのかもしれない。

で、ラーメンなのである。
ワタクシ、ラーメンにはことの他フカーイ想い入れがある。

「僕の体はね、ラーメンで出来ているんだよ」
この劇中のセリフにワタクシ、全面的に共感してしまうのである。
そしてラーメンが食べれない自分の環境にオーバーラップさせて何とかして食べようともがくのである。

もがいた末に発見?したのが「スパゲティー」と「ベーキング・パウダー」で、
スパゲティーをベーキング・パウダーを入れた湯で茹でるとナント!中華麺にヘンシーンするのである。
まぁ、ナンチャッテ中華麺ではあるが風味はかなり近い。
このベーキング・パウダーのネタは映画でも使われていた。

ベーキング・パウダーがなければ「重曹」でもよい。
中華麺ならではのコシや風味を出すには「かん水」が必要なわけで、かん水の主成分は炭酸ナトリウムであり、重曹は炭酸水素ナトリウム。
そして ベーキングパウダーの成分は重曹+助剤(複数の酸性剤)+分散剤である。
要するに小麦粉に炭酸ナトリウムを加えればアノ黄色い中華麺となる。
この「スパゲティー」と「ベーキング・パウダー」でラーメンを作るというトリビア?は海外在留のラーメン通の間ではもはや常識となっている。

問題はスープである。
味噌などの調味料が揃っていればかなり本格的な「味噌ラーメン」はできる。
しかし、何もない場合はどうするか?

現地で入手できる調味料で作るしかない。
例えば、鶏や野菜のスープストック(ブイヨン)、ニンニク、ショウガ、ネギ、醤油、中華系調味料(ウェーバーやXO醤など)、ごま油、昆布茶、塩、
などを適当に調合してスープを作るのだが割合はその時の気分次第ということになる。

Dsc_0126

これはドバイにいた時に作ったスパゲティーを使ったラーメンである。
まぁ、、塩ラーメン風でそれなりにウマかった。

長期間閉鎖的な社会で生活するにはいかに「食」を楽しむかが重要なポイントになるわけで、
休日は「食」を楽しむために右往左往、悪戦苦闘、粉骨砕身しているワタクシなのである。

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コメント

こんにちわ♪(´ε` )
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます!!

投稿: パスタ | 2011年9月 2日 (金) 13時47分

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