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2011年6月

2011年6月27日 (月)

インド映画事情

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娯楽の少ないインドでは映画は庶民にとって唯一の楽しみなのである。

それは滞在している我々にも当てはまることで、日曜日の午前は出来るだけ映画鑑賞に
充てている。
まぁ、空いているというが主な理由なのだが、早い時間帯だと料金も安く、
100ルピー前後で観れる、ということは日本円で200円!!である。

これは安い。ハリウッドの新作もこの値段で観れる。
まぁ、話題作だけ上映されるので本数は少ないのだが・・・
で、圧倒的に多いには当然の如くインド映画なのだが、こちらではBollywood(ボリウッド)と
言われている。
ハリウッドに対抗してボリウッドである。
インドでは多くの映画をムンバイ(昔のボンベイ)で制作されている。
ということで、
ムンバイの旧称「ボンベイ」の頭文字「B」と、アメリカ映画産業の中心地「ハリウッド」の
合成でボリウッドと相成る次第。

ムンバイでは多くの映画が制作されているが、インド全体ではナント!年間800~900本が
作られており、
世界一の映画大国なのである。まぁ、これは言語の多様性が成せる技?でもある。
主要言語である北インドのヒンディー語で100~150本作られている。
で、南インドのタミル語、テルグ語の映画、そして80本前後作られている南インドの
マラヤーラム語、カンナダ語の映画、
さらに東インドのベンガル語、西インドのマラーティー語の映画などもある。
中には、日常生活では使われないサンスクリット語による映画などという、珍しいもの
もあるらしい。

そしてインド映画はミュージカル調でやたらと上映時間が長い。
これは映画製作が始まった当初からインドの伝統演劇のスタイル(ストーリーや人物など)を
踏襲しており、
トーキー化と同時にこの歌って踊るという伝統演劇のスタイルを独自のインド映画へと
昇華させたのである。
従って上映時間が非常に長い。歌って踊るシーンが半分以上で観客もそれを楽しみに
来ているのである。
で、上映時間が長いので途中でトイレ休憩が入る。

これはこれで良い。問題は何の前触れもなく唐突に上映が中断されてしまうことである。
これはインド映画に限らず外国映画も同様である。
映画の世界に没頭していたのが急に現実の世界に引き戻らされてしまう。
これはチョッと悲しい・・・

そしてインドの映画館では上映に先立ちインド国歌のイメージ映像が国歌と共に流れる。
観客は当然起立して敬意を表する。
この国歌のイメージ映像は各映画館で違っておりこれを見比べるのも面白い。
行きつけのシネコンではモノクロでろう学校が舞台になっており全校生徒が手話で国歌を
歌っているのである。
国歌はインストルメンタルとハミングでバックに流れる。
これがしみじみと良いのである。

現在人気のあるインド映画はサルマン・カーン主演の「ready」である。
ワタクシこの映画は観ていない、が予告編をイヤというほど観させられてきた。
このサルマン・カーンだがたいしてイイ男ではない。しかしやたら人気がある。
予告編でも彼が登場するだけで雄叫びを挙げ、口笛を吹き鳴らす。
どこがイイのかオジサンにはワケワカメ。

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これがサルマン・カーン、でお隣は「クンフー・パンダ2」

人気者のサルマン・カーンだが過去に色々と問題を起こしている。
映画の撮影中に保護野生動物であるチンカラをハンティングし逮捕されたり、
飲酒運転による人身事故や脅迫などなど・・・・・

なのに何ゆえに人気があるのか?
最近感じたワタクシのインドの摩訶不思議である。

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