ロマノフの血脈
ロマノフの血脈 上巻 (単行本)
スティーブ・ベリー (著), 富永 和子 (翻訳)
「ファティマ 第三の予言」「テンプル騎士団の遺産」など一連のスティーブ・ベリーの作品を読んできた。
この「ロマノフの血脈 」はこれらの作品よりも前に発表されている。
ロシア革命時にニコライ二世皇帝一家は全員が虐殺された。
その後、共産主義体制はロシアを支配したが、国境を越えた経済の自由化が共産主義体制を事実上崩壊させてしまっている。それが今のロシアの現状であろう。そして不安定な経済状態が続いている。
で、人々は堅固だった帝政復古を望み、その候補者を選定していくのだが・・・
(この小説はフィクションである)
そんなロシアの社会的情勢からこの歴史ミステリーは始まっていき、
そして、祈祷僧ラスプーチンの予言通りに物語は進んでいく。
特に皇女アナスタシア伝説は有名でもある。
このあたりが欧米の人々の興味を引いてやまない理由なのかもしれないし、
ロマンとミステリーに溢れている。
で、今でもイングリッド・バーグマン主演の映画やディズニーのアニメが有名である。
でも我々日本人には帝政ロシアの時代の歴史土壌や認識はまったくない。
だから読んでいても物語にすんなりとは入っていけないもどかしさはあった。
しかし、後半はスリリングなジェットコースター的冒険活劇とあいなり、ページをめくるスピードも早くなり、一気にラストへと突入していく。
そしてロシアには正当な血筋の帝政が復活するのか?
イヤイヤ、オモロイです!
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