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2009年5月18日 (月)

テロリストのパラソル

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テロリストのパラソル (講談社文庫) (文庫)
藤原 伊織 (著)

読み始めてしばらくすると頭の中が“????”という状態になってきた。
どういうことか?
どうやらこの小説を読んだことがあるらしいという“既読感”に満ちてくるのである。
読み進めていくと確かに昔読んだことがあるという確信に変わってっくるのだが、さっぱりストーリーが思い出せない。
思い出せないから読むのを止めれない。しかも面白い。どんどん読み進めてとうとう読み終えてしまった。

ワタクシこういうことがしばしばある。
読んだことがある本を買ってしまったとか借りてしまったとか時々ある。
で、直ぐに思い出せない。読んでいるうちに“既読感”を感じるのである。
まぁ、1週間に1~2冊以上読んでいるので今までに2千冊以上は読んでいる勘定である。
忘れてしまうこともあるかもしれない。
しかし記憶の奥にわずかな“既読感”だけが残っているのである。
毎日摂取する酒が脳細胞を破壊している証拠かもしれない。

話は戻り「テロリストのパラソル」である。
これは日本のハードボイルドを代表する傑作である。
ストーリー展開のテンポの良さ、そして会話の妙、主人公や登場人物の設定など日本の風土?にあったウエットな描写が実にイイ。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作でもある。

思えば藤原 伊織を初めて読んだのが「シリウスの道」でこれも読み応えがある小説である。
その藤原 伊織氏は2年前の2007年5月17日、食道癌のため亡くなられた。
日本でも稀な卓越したストーリーテラーであった藤原 伊織氏の死去は小説界にも大きな痛手でもある。
          合掌・・・

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