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2009年3月18日 (水)

イエスの遺伝子

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「イエスの遺伝子」The Miracle Strain マイクル・コーディ著 内田昌之 訳 徳間書店刊

この小説のストーリーを正しく認識するにはまずキリスト教の持つ宗教観を理解する必要がある。
イエスの奇跡とは一体どのようなことなのか?
聖書に記載されている奇跡といわれている治癒能力は数多くある。
我々日本人にはなかなか理解できないことである。

でもこの小説はこのイエスの奇跡といわれている究極の治癒能力をもった“イエスの遺伝子”の求めて探索するというのがあらすじである。イヤイヤまったく奇想天外なプロットである。

そして、このキリストの血や聖布、聖杯などのシンボルは、キリスト教の伝説や儀式に深く結びつき、何千年と続く宗教秘密結社が暗躍し、また最先端の遺伝子工学とが複雑にからみ合い、見事な冒険ミステリーに仕上がっている。

面白いのだが、なにせ我々の宗教観や倫理観とはかけ離れたところでストーリーが展開していくので、ページをめくるスピードは早いのだが、チョット醒めた視点で読んでしまう。

それにしてもこの小説が日本で発表されたのが1998年、今から10年前であるがDNA研究・DNAビジネスの進展は日々進歩しており、この作品の中で出てくる最新の技術が 既に半ば常識となりつつあるのが凄い。

不老不死の遺伝子はあるのか?信じる者は救われる・・・?
強い信仰心を持った人が読めば夢のような小説なのだろうな・・・

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