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2009年3月 2日 (月)

生誕100年記念写真展 「土門拳の昭和」

   02

先週の土曜日は日本橋亭で「無限落語」を楽しんだのだが、ちょうど日本橋三越本店 新館7階ギャラリーで土門拳生誕100年記念写真展 「土門拳の昭和」という企画展が開催されており、これも楽しんできた。

土門拳といえば「昭和写真界の巨匠」「古寺巡礼」というイメージだけがワタクシの中にあり、彼の作品をきちんと観たことがなかった。

しかし、仏像の写真を撮るのに露出に30分かけ、弟子達に不可能だと言われ、念写しろ!といったり、カメラの肉体化、つまり、すべてを7フィートで写すことにして、7フィートという距離をつかむ訓練を毎日続けたという話は知っていた。

カメラを身体の一部にして、演出と作為を完全に排除する。それが土門の撮影技法であったのかもしれない。
今のデジカメの撮影とは違い一枚一枚真剣勝負で撮影しており、銀塩でしかできない写真表現というものは確かに存在するということを改めて認識させられた。

この「土門拳の昭和 」で一番印象的だったのは子供達の写真である。
筑豊や江東の子供達の無邪気で活き活きとした姿を撮影した一枚一枚はまさに“ありのまま”を写し取ったものであり、魂に訴えかける何かがある。

土門拳の気迫で“念写”した写真は迫力があるとしみじみと感じた企画展である。

3月8日(日)まで
日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
入場料:一般・大学生900円、高校・中学生700円、小学生以下無料
開場時間:10時~19時30分(20時閉場)
★3/1は19時まで、最終日は17時30分まで

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生誕100年記念写真展「土門拳の昭和」 2月24日(火)~3月8日(日) 日本橋三越・新館7階ギャラリー  日本工房時代から1979年夏、福井に於ける最後の撮影までを年次順に追う回顧展。  展示の中核は「ヒロシマ」と「風貌」。前者は“思想の裏付けのあるリアリズム”をモットーとした報道精神と、戦中期の「文楽」辺りから露わになってきた“色彩よりも質感の表出”に重きを置く感性とが渾然一体となった傑作。もっとも傑作と言えども美しいなどと言えた代物ではなく、その凄惨さにしばし... [続きを読む]

受信: 2009年3月 3日 (火) 12時48分

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