« 麺処 遊 | トップページ | アイム・ノット・ゼア »

2009年2月18日 (水)

ワイルド・ソウル

      Photo

ワイルド・ソウル (単行本)
垣根 涼介 (著)

某大臣の辞任劇で右往左往している日本政府だが、官僚も官僚で天下りだ渡りだと世間の注目を集めている。
まぁ、この国のトップの無能さ、無責任さは今に始まったことではない。

1979年、今から30年前ソ連がアフガニスタンに侵攻したが、この時ワタクシの知り合いはソ連の戦車に追われて逃げた。
で、日本大使館に飛び込んで国外に脱出する手立てを求めたが無下に拒否されたという。
大使館員に「協力は出来ない。個人で勝手に逃げるように」と冷たく言われ、金を身体に巻きつけて国境を越えて逃げて来た、
とその友人は飲みながらワタクシに語った。

アメリカはいち早く民間機をチャーターして自国民を救出したのとエライ違いである。

そしてワタクシが生まれ育った昭和30年代にもアマゾンの奥地に日本国民を送り出し棄てていった無能な政策があった。
ワタクシも某国で日本外務省の無能ぶりに呆れたが、この棄民政策には心底怒りを感じる。
この小説によって改めてこの政策の無責任さを認識させられる。

このワイルド・ソウルにはこのアマゾン移民問題が根底にあり、その復讐劇でもある。
非常に重いテーマを主題に描いているが主人公の一人の能天気さが暗くなりがちな雰囲気に変化を与えてくれるのが、
アクセントとなり面白い。

ちなみに、この移民(棄民)政策はドミニカでも問題になった

|

« 麺処 遊 | トップページ | アイム・ノット・ゼア »

Books」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210831/44105996

この記事へのトラックバック一覧です: ワイルド・ソウル:

« 麺処 遊 | トップページ | アイム・ノット・ゼア »