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2009年2月14日 (土)

東京国立博物館「妙心寺」展

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ワタクシ、以前より「禅」とは何ぞやという疑問を持っており、折りしも日本最大の禅寺である妙心寺の特別展が国立博物館で開催されており、良い機会なので上野まで出かける。

このイベントは開山無相大師650年遠諱(おんき)記念だという。
無相大師(むそうだいし)とは関山慧玄(かんざんえげん)のことで明治天皇により諡(し)された諡号(しごう)である。
妙心寺は、建武4年(1337年)、花園法皇が自らの離宮を改めて禅寺となし、この関山慧玄(諡号を無相大師)を開山(初代住持)に迎えたことに始まる。
ちなみに遠諱(おんき)とは開山の祖などの遺徳をたたえるため、五十年ごとに行う大法要のこと。

「妙心寺」の歴史や関連する展示物はワタクシの知らなかった「禅寺」を教えてくれる。
展示物では狩野元信の「瀟湘八景図」に興味があったがこれは前期展示のため見れなかった。
ちなみに、金沢八景はこの「瀟湘八景図」から命名されている。
で、この八景から南が「湘南」である、とワタクシは思っている。(あまり関係はないが・・・)

今、映画「禅ZEN」も丁度公開されているが、これは曹洞宗を開いた道元を描いている。
妙心寺は臨済宗である。
鎌倉にある建長寺、円覚寺も臨済宗でそれぞれ建長寺派、円覚寺派とされている。

展示物の圧巻は狩野山雪「老梅図襖 旧天祥院障壁画」である。
こりゃ~凄い!こういうデフォルメされた一見アブノーマルな「和」の美というのは迫力がある。
繊細かつ大胆な空間構成は観ていて飽きない。
この「老梅図襖」は何故かメトロポリタン美術館蔵なのである。
どうやら幕末の混乱期に妙心寺から流失し、現在はメトロポリタン美術館にあるという。
浮世絵もそうだが貴重な日本芸術が海外に流失していまったという事実はカナシイ。

時間をかけて「妙心寺展」を観て廻ったが、未だにワタクシは「禅」とは何ぞやという疑問が解けていない。
そして、解けないのが「禅」なのかもしれないと妙に納得してしまった今日この頃である。

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