地球が静止する日
地球が静止する日
原題:The Day the Earth Stood Still
この映画は地球環境を破壊している人類に対して警鐘を鳴らしている。これはこれで良い。
オープニングから緊張感ある展開で期待させるのだが、途中から都合主義的にあしらう演出に次第に集中力をなくしてくる。
ものの見事に英語を話す地球外生命体(クラトゥ)に対して、人類代表としてアメリカが勝手にコトを進めていく。
さすがハリウッド映画である。しかし、ここには人類の叡智は結集されていない。
ある地球外生命体は“地球”を救うべく以前より人類をリサーチしていたのだが、いかんせん学習能力や反省し“変わらなければならない”という強い態度を示すことの出来ない人類に対して業を煮やして人類の滅亡を決める。
しかし、子供の発した一言が“彼”を変えるのである。「人類の代表」としての一言はありふれた言葉でもあった。
“愛”を表現する言葉で地球外生命体(クラトゥ)は人類滅亡を阻止した。
か弱き者は“愛”を語れるが、強き者は“権力”と“金”を求める。
“変わらなければならない”人類(=アメリカ)は変われるのか?
初の黒人大統領を選んだ米国の「変わりたい」「変わらねば」という思いは相当切実そうなのだが、この映画はそれを示唆しているように思えてならない。
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