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2008年12月18日 (木)

極点飛行

      Photo_3

極点飛行 (単行本)
笹本 稜平 (著)

天空への回廊」では主人公のダイハード的超人ぶりに思わず仰け反りそうになりながらもテンポよく壮大なプロットも手際よくまとめ久々の山岳冒小説を堪能した。

「天空への回廊」の舞台はエベレスト頂上であった。今回は舞台は極点飛行というタイトルだけあり南極である。しかも南極点である。ここも寒い。やはり寒い時期に寒い小説を読むということは皮膚感が共有出来て良い(ワケが分からん・・・)

で、極点飛行というタイトルだが、航空冒険モノではない。どちらかというと南極に眠
るナチス秘蔵の金脈を巡る謎解きである。しかも南米に亡命したナチの残党、マルチン・ボルマンやネオナチ、そしてオデッサなどなどのキーワードに彩られた謎は新たなる謎を呼ぶのである。

それにしてもオデッサなんてフレデリック・フォーサイスの「オデッサ・ファイル」以来である。
何よりも金にとり憑かれた人々、そしてナチスの復興の願う人々など人間の“業”の深さが織り成す人間模様こそがこの小説の姿なのかもしれないし、そしてこの小説の最大の売りはラブストーリーであるということである。

まぁ、やけにドンパチと五月蝿いラブストーリーではあるが、小説はラストが全てである。
このような描き方も嫌いではないが個人的には「天空への回廊」のダイハード的アクションの方が好きだなぁ・・・

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