« 防衛大学校第56回開校記念祭 | トップページ | 有頂天家族 »

2008年11月10日 (月)

TBS「情熱大陸」宮内寿和氏、そして日本建築を想う。

昨日のTBS「情熱大陸」には大工の棟梁である宮内寿和氏が登場。

   Photo  Photo_5

水中乾燥」そして「四寸角挟み梁工法」とな・・・
イヤ~いいですな。
四寸角梁で柱を挟み込んだ独自な仕口で家組みを構築していく。
改めて日本木造建築の良さを思い知らされる。

五重塔の荷重や地震力を分散する“ゆるい骨組”に閂(かんぬき)としての宙に浮いた柱。
三十三間堂の免振を考えた地盤改良技術などなど、
先人達の巧みな知恵は超高層の柔構造や免振技術として今も生きているのである。
木は真っ直ぐではない。反りがある。そしてこの反りというクセが建物を強くする。

そうそう、日本建築で通り芯という概念があるがこれは日本だけで外国にはない。
欧米の建物の多くは壁を積み上げる組石造で、図面上の表現として壁の厚さと部屋の内側寸法だけ押さえていればよい。
だが、日本の木造建築は木材という真っ直ぐでない材料を使う。このため柱や梁、そして貫などの正確な位置を印し仕口を加工しなければならない。

            Sumitsubo
このための基準となる線が通り芯であり“墨壷”という道具を使い柱や梁に基準線を引くのである。
そして指し金「さしがね」、曲尺、指矩とも書くが、これで加工、造作に必要な値を導き出すことができる。

宮大工は100年先この建物(木が)がどうなっているのかその状態を見込んで木組みを行なう。
木組みが100年という時を経て程よく落ち着きバランスが取れるように想定する訳である。

そういう先人達の教えを生かしつつ新しい技術を創造していく。
若くて新しいパワーが日本建築を守っていく。
「この世の中で大工ほど面白い仕事はない」、
「名も無い大工が作った家が何百年残ることは大工冥利に尽きる」
けだし名言である。

|

« 防衛大学校第56回開校記念祭 | トップページ | 有頂天家族 »

建築」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210831/43075461

この記事へのトラックバック一覧です: TBS「情熱大陸」宮内寿和氏、そして日本建築を想う。:

» 麦野ネイルサロン [ネイルサロン]
注目麦野ネイルサロン情報☆ [続きを読む]

受信: 2008年11月11日 (火) 22時05分

« 防衛大学校第56回開校記念祭 | トップページ | 有頂天家族 »