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2008年10月 6日 (月)

曼珠沙華

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先日訪れた鎌倉は鶴岡八幡宮の片隅に咲いていた「曼珠沙華」。

秋の訪れを告げる花で、彼岸の時期に咲くことから普通は「彼岸花」と呼ばれている。

で、この「彼岸花」は稲作と同時期に中国から渡来した帰化植物である。そして人々の手によって水田の畦(あぜ)や墓地などに植えられていったのである。
「彼岸花」は毒だと知られている。水田周囲に植えられたのはこの毒によってネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物が嫌って避けるように、また墓地に植えるのは虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためであると言われている。
従ってこの「彼岸花」は人間の生活圏の中で増殖していった。純自然原野ではこの「彼岸花」は見られない。

「彼岸花」は毒である。しかし、この毒は長時間水に晒せば溶解して無毒になる。古人たちはこの「彼岸花」を生活圏内で増殖させることによって、飢饉などの非常時の食料としていたのである。

事実天明の飢饉(1782~1787)の時、人口の3分の2が死に絶えましたが、「彼岸花」を手に入れることができた村だけが残ったと言われている。

そして、彼岸花を食べつくすと、次は・・・・・。秋の彼岸に咲くことのほかに、最後の最後の食品と言う意味で、「彼岸花」というのだろうか、と樋口清之著 「梅干と日本刀」では語られている。

ワタクシがこの本を読んだのは25年以上前で古来からの日本人の創意工夫にいたく感心し、今でも時折頁を開いている。

で、この「彼岸花」異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われている。

また、別名の曼珠沙華は、法華経中の梵語に由来し「天上の赤い花」を意味している。
そして花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」・・・
ウ~ン、意味が深い・・・・・。

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