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2008年10月28日 (火)

サクリファイス

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勝つことを期待されそれを重荷に感じた主人公が今度は誰かのために走ることにより自由を感じる。
まぁ、普通ならこのような犠牲(サクリファイス)は理解しがたいものかもしれない。
犠牲になることにより自由を感じるのか?

自分のために走ることが重荷で、誰かのために走ることは重荷ではないとは・・・・
ワシらの常識を超越した精神世界に主人公はいるのか?さもあらん彼は己の勝負の拘りを捨てて自由になったのだろうなぁ・・

などとつらつら考えながら読み進めていくと次第にロードレースの駆引きの妙に引き込まれる。
エースとアシスト、ヒルクライムとスプリント 個人とチーム、能力とタクティクス。
ロードレースであるツール・ド・フランスがオリンピック、サッカーワールドカップに並んで、世界三大スポーツイベントの一つに数えられるのが分かるような気がする。

物語はやがて複雑な伏線で張られたミステリのベールに覆われてゆく。
次第に解き明かされていく真実。
そして犠牲(サクリファイス)の真の意味とは?

読後は自転車に乗り風を感じたくなってしまった。
ピュアなロードレーサー達の魂が詰まった作品である。

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