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2008年10月20日 (月)

「土木の日」

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先週の土曜日(11月18日)は「土木の日」であった。
何故この日が土木の日なのか?
「土木」という漢字を分解すると漢数字の十一と十八になるからだという。
まぁ実にこじつけがましい発想だと思うのだが、それよりもワタクシは以前からこの「土木」という単語に違和感を持っている。

土木とは良質な生活空間の構築を目的として、自然災害からの防御や社会的・経済的基盤の整備のためのもので、橋や道路のトンネル、そしてダムなどが思い浮かぶ。現代ではコンクリートと鉄で構築されるのだが、かつては「土」と「木」でこられを造っていたのである。

「土木」という言葉は紀元前2世紀頃の中国の本の中の一節が語源だとされている。これは『淮南子(えなんじ)』という本でその13巻に以下のように書かれている。

 古者は民,澤處し,復穴し,冬日は則ち,霜雪霧露に勝えず,夏日は則ち暑熱蚊虻に勝えず.聖人及ち作り,之が為に土を築き木を構へて,以て室屋と為し,棟を上にし,宇を下にして,以て風雨を蔽ひ,以て寒暑を避けしめ,而して百姓之を安んず。
この“土を築き木を構へて”という「築土構木」の材料の部分をとって「土木」としたのである。

現在ではコンクリートと鉄で構築され、「土」と「木」は古めかしい印象があり、これが違和感の原因なのである。
今時「土」と「木」はないだろう、と思うのだが、さりとて良いネーミングは思い浮かばない。

ちなみにコンクリートの漢字表記は「混凝土」である。
で、コンクリートの新しいネーミング(漢字)の投票結果なんてものを見つけた。
          ↓
 http://www.jci-web.jp/committee/tc044b/shiryo/HP20051013.pdf

第一位は「混硬」であった。ということは「土木」を現在風にアレンジすると「混硬鉄」か・・・
ますますもってワケわかめで、社会的・経済的基盤の整備からは遠くかけ離れているなぁ・・・
英語では“civil engineering”というまさに社会的基盤整備にぴったりの名称がある。
「土」と「木」ではない社会的基盤整備にふさわしいネーミングはないものか?
公共工事が縮減されている昨今なのだが、「土木」のイメージアップを図りたいとつらつらと考えている秋の夜長である。

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