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2008年10月 7日 (火)

梅干と日本刀 Part1

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梅干と日本刀―日本人の知恵と独創の歴史 (祥伝社黄金文庫)
樋口清之著

昨日にもチョット触れた「梅干と日本刀」だが、この本を読むと我々の祖先はこんなにも素晴しい知恵と独創性があったのか、と驚かされる。

現代の我々日本人の基本的な認識や考え方は明治以降に積極的に取り入れた欧米文化によって強制されてしまい、本来我々の祖先から受け継いできた知恵や自然順応力、独創性などは忘れ去られてしまっている。

古来日本には素晴しい技術を持っていたのである。
例えば、土木技術では釜無川の信玄堤と鎌倉市材木座の防波堤がある。

信玄堤は、武田信玄が甲府盆地を流れる釜無川の鉄砲水を防ぐために、自然の岸壁を利用して水流のエネルギーをそいだり、雁木(がんぎ)堤という突堤を川の中に作ったり、決壊しそうな個所の堤防を切って、その外側に第2 堤防を築いたりして、計り知れない自然のエネルギーを分散させるように非常に精巧に作られている。

また、700 年前に作られた鎌倉市材木座の防波堤は、平たい石の板や石ころを海岸から沖合いに向かっておよそ8 間(約14.5 メートル)の幅で海中に積み重ねてある。こうすると石と石の間に徐々にエネルギーが吸収されて、相当強い波でも海岸近くでは静かな流れに変わってしまう。これは、巨大なコンクリートの壁を築いて“自然を征服する”のではなく、“自然に順応する”という知恵の結晶である。

                             (To Be Continued)

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