第32回よこすかみこしパレード
秋の気配も深まりつつある10月の中旬に行なわれる横須賀ならではのみこしパレードである。
何が横須賀ならではかとというと横須賀のメインストリートである「横須賀中央大通り」 を練り歩いた後、米海軍横須賀基地内に入りこれもメインストリートであるクレメンテ・ブルバードも練り歩くというものでアメリカの街並みの中を70基以上の山車や神輿が行交う様が横須賀の名物になっているからである
「ひょっとこ」や「獅子舞」のコミカルな動きにアメリカの方々はシャッターを切る。
で、横須賀ならではの“みこし”は「海上自衛隊」チームと「在日米海軍」チームの“みこし”だろう。
「海上自衛隊」チームは若さ爆発!とにかくエネルギーが迸っていた。
そして「在日米海軍」チームは正調な掛け声である「わっしょい」で練り歩いていた。
こちらもパワーがあって見ていて楽しい。
ところでこのみこしの掛け声だが各地域に独特の掛け声がある。
湘南地区はどっこい担ぎが多く、「どっこい、どっこい」「どっこい、そ~りゃ~」「よ~い、よいと」甚句が入れば、「よい、よい、よいしゃ」に変わり甚句の最後には「そ~りゃ~ そ~りゃ~」となるという。
最近ではよさこいソーランに影響された掛け声が多いような気がする。
また、「エッサ」という掛け声があるが、これは古代ヘブライ語(古代ヘブライ語で「エッサ」とは「運ぶ」と言う意味である)から来ていると言う説がある。
以前、「浅草寺の三社祭とは?そして神輿とは?」で“みこし”と古代ユダヤの聖櫃(アーク)の類似性から日ユ同祖論に触れたがやはり何かしらの因果関係はありそうだ。日本の祭りと古代文明の関連性は想像すると楽しい。
で、よこすかみこしパレードに話は戻るが、“みこし”パレードを見ながらバドを飲みつつホットドックを食らう。
これも横須賀ならではのクロスカルチャルな体験なのである。
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コメント
旧横須賀市民の私には、隔世の感がありすぎて少々戸惑います。
私にとって横須賀の思い出の祭りといえば、神社の酉の市ぐらいでした。
中央通りを練り歩くものといったら、真っ先に「ベトナム戦争反対!」のデモ行進ぐらいしか思い出せません。
ある意味、アメリカ国内を御輿パレードしてしまうとは、なんともハイカラな街になったものですね~。
投稿: しん坊 | 2008年10月25日 (土) 23時08分
こんばんは、しん坊さん。
確かに私達の若い頃にはこのような祭りはなかったですね。
時代も移ろい、米軍基地を横須賀市民により親しみやすくするためにこのようなイベントが催されているのでしょう。
ドブ板もすっかり変わってしまいました。
良くも悪くも昔の賑わいはなくなりました。
そしてアメリカという国をより身近に感じるようになりましたね。
投稿: take4 | 2008年10月26日 (日) 19時42分