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2008年9月 6日 (土)

「ライオネル・ファイニンガー展」

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   「ライオネル・ファイニンガー展」―光の結晶

昨日摂取したアルコールを搾り出すべく大津から観音崎までウォーキングに出かける。
程よく汗をかいて観音崎に到着後は横須賀美術館で開催されている「ライオネル・ファイニンガー展」を観る。

横須賀美術館では今まで「アルフレッド・ウォリス展」「清宮質文展」そして「中村岳陵展」など一般にはあまり馴染みはないが実に味わい深い画家達を紹介してきている。

で、この「ライオネル・ファイニンガー展」も今回が日本初の総括的な回顧展だという。
そしてライオネル・ファイニンガーは1919年にグロピウスの誘いで造形学校「バウハウス」の設立に参加し1932年まで教授を努めた。
イヤイヤこれは実に興味深い。

驚いたのは初期のファイニンガーはシカゴ・トリビューンに風刺漫画を掲載していたということである。
「The Kin-der-Kids」というコマ漫画で3人の兄弟が犬と機械仕掛けの男の子を連れ、バスタブに乗り冒険に出るというストーリーで、この機械仕掛けの男の子の名前が「小さなジャパンスキー」。
これは日露戦争での勝利で日本の存在が広く世界に知られるようになったかららしい。

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ファイニンガーの絵画は面を重ね合わすことにより、質感、光と影、そして時の移ろいさえ表現しようとしていることである。幾何学的に分割された面は複雑に屈折する抽象的な光の結晶に昇華され、見つめていると異次元の世界にトリップしているような錯覚に囚われる。

個人的には海や帆船をモチーフにした作品が暖かな色彩感覚で表現されていて好きだなぁ・・・

また、常設展では中村光哉の一連の友禅染色の作品が実に素晴しい。
染色という限られた色彩ながら大胆な構図と色使いがワタクシ好みである。
中村光哉氏は横須賀市に住んでいたために23点の作品が横須賀美術館に寄贈されていているという。
展示替えがあればまた観に行きたいと思った今日この頃である。

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