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2008年9月18日 (木)

ご近所探索「釜屋金物店」

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横須賀中央駅から平坂を登る。最近ではこの近辺も商業ビルや高層マンションが建ち、古くからの商店がスーパーに変わるなど、昔ながらの景観が失われつつある。そんな中、平坂の途中の左側に出し桁造りで、側面が石積みの堅固な建物が立っている。釜屋金物店である。「釜屋」という屋号は浦賀の「釜屋金物店」から初代の鈴木斎治郎さんが暖簾分けしてもらい、明治33年にこの地に店を出したことに由来する。

現在の建物は関東大震災前に建てられたもので、家紋入りの特注瓦は震災の時にも落ちず建物も瓦も建築当時のままである。
側壁の石は石は房州産(鋸山産)で、防火対策に使ったという。
アーケードの上、2階部分には銅板張り亀甲型文様の戸袋と太めの桟で仕切られたガラス戸が見える。

中に入ると間口約7.6m、幅が60cmほどの大梁に圧倒される。この梁は長野の木曾まで出向いて探してきたものという。
また、斎治郎さんは横須賀市の第14代市長を務めた人で「市長の店」としても知られていた。

先代の時、戦時中金属はすべて供出、戦後は商品の仕入れに奔走。夫婦で背中と両手にいっぱいの手荷物を抱え、川口市との間を日に何回も往復したという。

ワタクシも七輪やら餅網などをよく買っていた。商店街の活性化のために頑張ってほしい実に味のある商店である。

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