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2008年6月14日 (土)

為朝神社の虎踊り

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横須賀市西浦賀町の浜町にある為朝神社の夏の祭礼が6月14日に行なわれ、神奈川県の指定無形文化財である虎踊りが20時から境内の舞台で奉納された。

横須賀市には野比地区にも「虎踊り」が伝承されており、どちらも和唐内(わとうない)の虎退治を題材としている。
で、この和唐内だが、近松門左衛門の人形浄瑠璃「国性爺合戦」の主人公の名である。
そして、この「虎踊り」は江戸時代の享保5年(1720)に、外国奉行所が下田から浦賀に移されたとき、下田から伝えられた。

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ちなみに、浦賀と野比の虎踊りを併せて国の「記録等の作成を講ずべき無形民俗文化財」に選択された。
面白いのは太唐人の口上や、唐子達が踊る歌の歌詞である。
ペッペケペーピンカントン、オンチカロクシュ、キューシンペコ?
テレレツ・・・?
レゲールカンロンオース エンエン ブツブツ・・?
チャチャーラ、チャチャーラ、チンカラケンブリ、オケケンケラケン・・・?
まったくもってワケワカメで、どこの(国の)言葉だか分からないという。

伝承の過程で変化してゆき、今では意味不明な言葉になっていったのだろう。
まぁ、もっとも和藤内という人物は父が中国人で、母が日本人、ということで和(日本)でも藤(唐、中国のこと)でも内(ない)、という洒落であり、舞台も台湾を拠点に明朝の復興運動を題材にしており、メコン川流域に関連する話も盛り込まれているので多種言語のチャンポン状態になってしまうのは想像できる。

最後は男児の扮する和唐内が叶明神の守札を掲げて虎退治をして終わる。
太唐人や唐子達の衣装も明の民族衣装風でエスニックな雰囲気が楽しい「虎踊り」である。

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