ご近所探索「横須賀駅」
ワタクシ、幼い時から電車といえば「赤い電車に白い帯」の京浜急行しか乗ったことがなく、横須賀線はほとんど、例外なく鎌倉へ行く場合しか利用しなかった。
これは最近になっても変わらず、鎌倉詣にお出かけの時は横須賀駅から乗車する。
で、この横須賀駅だが、昔から“階段がない駅”として有名である。
ワタクシが子供の時には、行幸された天皇陛下に階段を使わせていけないからと言われてきたが、天皇陛下を見下ろす事のないように階段を設けなかったなど諸説あるようである。
まぁ、当時は終着駅でもあり、その後も海軍工廠への引込線が海側に伸び、下りは単線となり、このような形状のため、今でも線橋を設ける必要がなく駅構内に階段がないのである。実に元祖バリアフリーな駅なのである。
終着駅には階段がない構造の駅が多いのでは?以前訪れたことがある「門司港駅」にも階段はなかったと記憶している。
横須賀線は軍港への物資輸送を目的として建設が進められ、横須賀駅は1889年(明治22年)6月に開業した。また、戦争中は複線だった御殿場線を単線化し、そのレールを転用して横須賀~久里浜間を開通させたのである。
現在の駅舎は昭和15年に建てられたものだが、大正2年に改装が行なわれたときの面影を残しているといわれている。
駅舎のデザインは船、または軍艦をイメージされているようである。
隅を斜めに切り看板状に立ち上げて艦首に見立てており、屋根は棟を四角に囲み艦橋をデザインしている。
で、艦首の右の段状に立ち上げた壁は“波”であり、艦首の中央には軍艦なら菊の紋章を付けるところであるが、今は錨とカモメが描かれている。(以前は時計がはめ込まれていた、写真は去年のもので描かれる前で真っ白!!である。以前はカモメと灯台が描かれていた)
2番線の車止めの後ろにあるシンボルマークと同じデザインが駅舎正面に描かれている。
車寄せ部分ではラチス梁と円柱に柱頭、
で、このレールを使った柱だが改札口の先にある柱には“UNION D 1886 NTK”の刻印が読み取れる。
Dはドルトムント、NTKは日本鉄道会社の略であり、1886年にドイツはドルトムントで製造されたレールである。
円柱が多く使われており、またなだらかなスロープでそのままホームにアクセス出来る、“優しさ”を感じられる駅である。関東の駅百選認定駅になったのは、その“歴史”と“優しさ”ではないだろうか、とワタクシは感じている。
当然、横須賀風物百選でもある。
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コメント
速い京急に比べのんびりの横須賀線。
でも、荷物があるときなどには階段がないことがとても便利。
確かに鎌倉に行くときにしか使わないかも・・・
投稿: さらまま | 2008年7月 1日 (火) 11時01分