特別展「東郷平八郎展」
今月(6月)の30日まで記念艦「三笠」で東郷平八郎展が開催されている。
前回は戦艦「大和」特別展であった。
この東郷平八郎展では連合艦隊司令長官・東郷平八郎元師に関する秘蔵の絵画、書跡、写真、彫刻等が特別展示されていた。
書跡は軸や額が多く、雄渾な書はさすがである。元帥は薩摩の出身で、西郷隆盛の弟 吉左衛門に書を学び当初から瞠目されていたらしい。
また、元帥の書は料亭「小松」でも拝見できるという。
東郷元帥は日本海海戦での勝利後、軍神として神格化されていく。そして日本海海戦での勝利はその後の大艦巨砲主義へと発展し、戦艦「大和」が建造されていくのである。
しかし、時代は既に航空戦力へと変わっていき、日本の戦略が時代の変革に追従できず、また総合判断にも欠けて敗戦へと追い込まれていくのであるが、そんな時代の流れをシミジミと感じた今日この頃である。
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