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2008年5月 1日 (木)

わが手に雨を

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わが手に雨を (単行本)
グレッグ ルッカ (著), Greg Rucka (原著), 佐々田 雅子 (翻訳)

原題は "A FISTFUL OF RAIN"である。
だから、わが手に雨を、と訳したのか・・・・
幼い日々の記憶は雨のように瑞々しいものなのか、
でも、本当の記憶はその雨に隠されているのか?

酔いどれ女性ロックギタリストが雨に打たれながら懸命に己の生きる道を探す。
ロックを描写するセンテンスが多いが、ロックの余韻は感じさせない。
幻影と現実が交差し、酒と血の匂いが漂う。
雨に隠れた記憶はアンタッチャブル。
父は娘を想い、娘は父を想う。

そしてやまない雨はない。雨がやみ陽が射した時に真実が表れる。

今までにない感覚のハードボイルド・サスペンス小説である

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