横須賀桜巡り、そして桜を想う。
横須賀には衣笠山公園、塚山公園と2大桜の名所がある。
どちらも山の上にあるのでアクセスはチョット悪い。しかし眺めは素晴しい!
そして、衣笠山公園は全国の「さくらの名所100選」に、塚山公園は「かながわの景勝50選」に選ばれている。
毎年どちらかに花見に行くのだが今年は諸般の事情により簡易花見と相成る。
先週は生憎の曇天の中、北久里浜は根岸交通公園の桜まつりに出かけた。
で、今週は田浦は船越南郷公園の桜まつりに出かかる。
晴天とは言えないが晴れは晴れ。桜吹雪が舞う中で皆さん花見を楽しんでいた。
横須賀や東京をはじめ関東地方には桜の名所があるが、桜の本場はやはり近畿地方だと思う。
奈良、京都、そして大阪は由緒正しい桜の名所が数多くある。
特に大阪市の花は「桜」である。サッカーJ1のセレッソ大阪のセレッソはスペイン語で桜を意味する。
東京に比べて大阪には数多くの桜の木がある。
有名何所では造幣局の桜の通り抜けが有名である。
今年は京都を中心に全国各地約20都道府県から370本125品種の桜が咲き誇っているという。
これは一度は見てみたいと思っている。
で、関東地方に多く見られる「ソメイヨシノ」だが、この、ソメイヨシノ結構軟弱である。
まず、このソメイヨシノはクローン植物なのである。ソメイヨシノの子房は不稔性で子孫をつくる能力がない。つまり、人の手を介さない(接木などで増殖)と生存することが出来ない品種なのである。
そして、ソメイヨシノの大きな欠点は寿命が短いということである。俗に「60年寿命説」と一般に言われており、その原因はソメイヨシノは成長が早いのでその分老化も早いということである。
従って、今あるソメイヨシノの大半が昭和天皇の即位の時や、第二次世界大戦後すぐ復興のシンボルとして植樹された物で、樹齢が50年を超えているものが多く、一つの時代の節目を迎えようとしている。戦後60年近くが経過した現在、いわゆる花の名所としてある数百本・数千本のサクラが絶滅の危機にあるのである。
また、「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」という諺があるが、これは桜は切るとそこから腐って枯れるから切らない方がよく、梅は切らないと樹形が乱れて花が咲かなくなる、ということである。
何はともあれ、絶滅の危機にある?ソメイヨシノだが、植え替えの手間・費用も馬鹿にならず、いつまでこの桜まつりが行なわれるのか危惧している今日この頃である。
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