春の鎌倉ウォーキング「邸宅巡り」
今日から「鎌倉まつり」が始まった。
そしてこの時期は、鎌倉にある旧邸宅などの一般公開が行なわれる。
で、毎年恒例のこれらを巡るウォーキングに出かける。
ちなみに、この施設一般公開は秋にも行なわれている。
旧華頂宮邸
この旧華頂宮邸も季節の折々に度々訪れており、趣のある佇まいが季節ごとの風景に溶け込んでいる。
で、この旧華頂宮邸は昭和4年春、華頂博信侯爵邸として建てられたもので、神奈川県の戦前の洋風住宅
建築としては鎌倉文学館に次ぐ規模である。
ワタクシ、ここの照明器具が好きなのである。
大佛次郎茶亭
大佛次郎(おさらぎ じろう)の代表作は「鞍馬天狗」(大正13年)、「赤穂浪士」(昭和2年)、「パリ燃ゆ」、「天皇の世紀」などがある。そしてペンネームは、長谷の大仏裏に住んでいたため、大仏を「太郎」とするなら、自分は「次郎」であると考えてつけたそうである。
で、この大佛次郎だが、昭和39年に鶴岡八幡宮裏山である御谷(おやつ)が開発されそうになった時、地元の住民と一緒に、古都としての景観と自然を守ろう運動を起こした。その運動は全国的に展開し、財団法人鎌倉風致保存会が昭和39年12月に誕生。大佛はその設立発起人となり、初代理事に就任。鎌倉風致保存会は日本のナショナル・トラスト第1号といわれるようになったのである。
旧川喜多邸
旧川喜多邸は映画を通じて国際交流に貢献した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅で、平成6年に鎌倉市に寄贈されたものである。
川喜多長政氏は「天井桟敷の人々」「第三の男」「落ちた偶像」「禁じられた遊び」「居酒屋」「肉体の悪魔」「チャップリンの独裁者」などの外国映画を日本に紹介した。
そして、ヴェネチア映画祭に黒澤明監督の「羅生門」を携えて参加しグランプリを獲得したのである。
で、この旧川喜多邸の一般公開は川喜多記念館が建設されるので今年が最後だという。
そして、旧安保小児科医院
現在では現在は鎌倉風致保存会の事務所になっている。
この診察室の天井だが、リアルな鶴の漆喰細工が施されている。これは子供達の診察の不安を和らげる効果を狙ったようである。
そして待合室の天井は兎と人参をかたどっている。
鎌倉にはこの他にも実に味わい深い新旧の建物があり、散策の一つの楽しみでもある。
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