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2008年3月13日 (木)

恐怖の審問

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恐怖の審問 (単行本)
ポール ギャリコ (著), 早野 依子 (翻訳)

ポール ギャリコ氏はあのパニック映画の名作「ポセイドン・アドベンチャー」の原作
者である。ということをこの本の解説で知った。

で、この「恐怖の審問」であるが、プロローグは状況説明やら人物紹介がダラダラと続き、
チョット嫌気がさしてしまう。何しろ名前がフルネームで出てくるので覚えるのに一苦労である。
翻訳モノの欠点かもしれない。

が、しかし、タフガイなヤンキー記者がハンガリーに入国してからは別人の如き巧みな描写で読み手を引きずりこんでいく。人間の自我とはなんと脆いものなのか、自我を破壊され洗脳されていく描写は戦慄さえ覚える。そして、ポセイドン・アドベンチャーでもそうだが、極限での人間の葛藤をほろ苦く描いており彼の根底に流れている人間を見つめる心は同じものなのかもしれない。
そして人間とは何と弱いものであるということを改めて思い知らされるのである、

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