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2007年12月 4日 (火)

ナイチンゲールの沈黙

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ナイチンゲールの沈黙 (単行本)
海堂 尊 (著)

前作「チーム・バチスタの栄光」の続編であるが、前回のようなドタバタ的スラップスティックな面白さも医療ミステリーの奥深さもない。この物語の骨格をなすのは“音楽”である。

だから、読み始めた時、頭の中で認識している本のタイトルは「ナイチンゲールの沈黙」なのだが、読み進むうちに「ナイチンゲール・ラプソディー」に次第に洗脳されているのに気付き、読み終えた時にこの本のタイトルは「ナイチンゲール・ラプソディー」でなければならない、と確信してしまう。(まぁ、2部の表題がナイチンゲール・ラプソディーなのだが・・・)

それほどまでにこの小説の行間からはこの“ラプソディ”が聞こえてくるような錯覚に陥るし、その対極にあるもうひとつの歌“アベ・マリア”も脳内?に染み入るように感じてくる。

音楽が持つ不思議な“気”あるいは“パワー”が言語を超越して脳内にメッセージを送ることが出来るとするならば・・・ある時は人々は恐怖に慄き、またある時には幸せに満ちた気分になれる。音楽が本来持っている不思議なパワーは知っている人なら共感できよう。

このおハナシはそんな音楽に憑かれた人々がキーパーソンとなって病院という素敵なワンダーランドで繰り広げられるファンタジー&ミステリーである。

音楽って魔法なのかな?そしてこんなに面白い人々がいる病院は本当にワンダーランド!こんな病院ならしばらく入院していても楽しそうであるなぁ・・とフト思った今日この頃である。

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