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2007年11月29日 (木)

ベルリン飛行指令

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ベルリン飛行指令 (新潮文庫) (文庫)
佐々木 譲 (著)

遅ればせながら佐々木 譲の「ベルリン飛行指令」を読む。
この本の初版は1993年であり、当時より題名だけはずーと記憶の片隅にあった。
で、読後の感想は一言!もっと早く読んでいれば良かった!である。

古き良き時代の孤高の飛行機乗り、という設定で、文体も潔くその人物像を描いていおり、否が応でも男のロマンちゅうものをくすぐるワケで、この作品における佐々木 譲はまさに日本のジャック・ヒギンズと呼んでもおかしくない。

とにかくページをめくる己の手がまどろっこしい。早く、早く次のページに行きたいという想いがはやる。が、その反面いつまでもそのページに留まっていたいと言うアンビバァレントなウレシイ悲鳴をあげながら読む快感はそうざらにはない。

思えば、こんな気持ちになったのは日本の冒険小説では景山 民夫著の「虎口からの脱出」以来かもしれない。この「虎口からの脱出」は余り話題にはなってはいないがワタクシは日本冒険小説の金字塔だと思っているワケでこれに並ぶ面白さである。

そして、これはフィクションなのか、ノンフィクションなのか読者を惑わすディテールも巧みで読んでいても楽しい。

秋の夜長にバーボンを傾けながら男のロマンに没頭するのも悪くはないなぁ、と感じた今日この頃である。

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