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2007年10月16日 (火)

竜馬がゆく

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竜馬がゆく
司馬 遼太郎 (著)

何も言うことはない。(良識ある大人の)日本人なら誰でも知っているあまりにも有名な小説である。そしてこの小説によって国民的英雄としてイメージされる竜馬(龍馬)像が作られたといってもよい。事実、司馬 遼太郎がこの小説を発表するまでは忘れられていた存在なのである。

いや、一度だけ死後、その存在がクローズアップされたことがある。日本海海戦の直前に、龍馬が2晩も皇后の夢枕に立ち、「日本海軍は絶対勝てます」と語ったという話で、これが全国紙に掲載され、坂本龍馬の評判が全国に広まる事となった。そして勝海舟が言った「薩長連合、大政奉還、あれはみんな龍馬ひとりでやったことさ」も坂本龍馬を世に知らしめた有名な言葉である。

かくゆうワタクシも「竜馬がゆく」を20代の時に読んだ。そしてたいそう感動した記憶があり、坂本龍馬無くして明治維新は成し得なかっただろう、と深く思ったもんである。
しかし、最近になってこの竜馬(龍馬)像について沸々と疑問が湧き出てきた。テレビ番組やいくつかの本で坂本龍馬の実体について証拠を揃えて論じているからである。

で、気になって2週間前からこの「竜馬がゆく」を読み返した次第。
やはり、面白いストーリで一気に読んでしまった。そして感じたことはこれはフィクションなんだということである。

司馬遼太郎氏も竜馬という文字を使ったのは、歴史上の人物、龍馬ではなく自分の作り上げた青年の理想像として書きたかったのであえて字を変えて「竜馬」像を作りたかったと言っている。
司馬遼太郎氏の理想としての幕末の志士が思う存分活躍するわけだから面白いのは当たり前である。

坂本龍馬の実体についは諸説あり、歴史家からも「竜馬がゆく」で描かれている竜馬は実際の龍馬とかけ離れているのではないかという指摘は多い。

フィクションでも構わない。面白いものは面白い。
まぁ、ここは一つ大人の器量の大きさで「竜馬がゆく」を楽しもうではないか。

そうそう、坂本竜馬は横須賀とも多少は関係があります。

横須賀と坂本竜馬
http://take4-san.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_fa1e.html
http://take4-san.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_40fb.html

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