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2007年4月26日 (木)

『長いお別れ』(The Long Goodbye)

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20代前半の時にレイモンド・チャンドラーの小説を読んだ。
バーボンとタバコは男の勲章だと信じていた時代。
そして、男の美学を学んだ時代でもあった。

『長いお別れ』(The Long Goodbye)は
1953年に発表されたレイモンド・チャンドラーの小説である。
主人公はチャンドラーの創作した著名な探偵、フィリップ・マーロウである。

英国のカクテル、ギムレットを世界的に有名にしたハードボイルドの傑作。
男の友情、女の哀愁、非情な人生、そして酒。
数々の名セリフをのこしたあまりにも有名な作品である。

To say Good bye is to die a little.
(さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ)

I suppose it's a bit too early for a gimlet.
(ギムレットには早過ぎる)

テリー・レノックスとマーロウがバーでギムレットを
飲むシーンはただ心が咽び泣いてしまう。
もう何も言うことはない。ハードボイルド小説の金字塔である。

そしてチャンドラー最後の作品『プレイバック』から
If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.
(タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない)
これも知らない人はいないぐらい有名な台詞。

フィリップス・マーローを超える年代になってしまった今でも
色褪せない男の美学に改めて心服している
今日この頃のオジサンである。

それにしても、エリオット・グールド演じるフィリップ・マーロウは、
松田優作がTVで好演した探偵物語の工藤俊作によく似ている、
と感じたのはワシだけであろうか・・・・。

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